ワンマン会長と疎遠だったミランの英雄たちが集結? 中国資本の新体制がフロント入りへ動く

マルディーニやアルベルティーニらが名門復活に貢献する可能性が浮上

 ACミランは中国の投資家グループに身売りしたが、新体制でシルビオ・ベルルスコーニ会長と疎遠になっていたレジェンドが大集結し、名門復活に貢献する可能性が高まっている。イタリア地元紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」が報じている。

 “チャイナ・ミラン”誕生に向け、ミランの親会社フィニンベスト社は8月5日に中国人オーナーグループと仮契約を結んだが、ついに第一弾の補強費8500万ユーロ(約97億円)がミランの口座に振り込まれるという。今夏の移籍市場はすでに閉幕し、ヴィンチェンツォ・モンテッラ監督の求める補強はほとんど叶わなかった。今夏の補強に関しては時すでに遅しだが、1月の移籍市場での巻き返しに向けた資金は手にした。新オーナーは3年間で3億5000万ユーロ(約400億円)の補強費を準備しているという。

 そして新オーナーは、ベルルスコーニ会長とアドリアーノ・ガリアーニCEOと不仲で疎遠となっていたミランのレジェンドたちとコンタクト。親子二代でミラン一筋の“バンディエラ”元イタリア代表DFパオロ・マルディーニ氏、黄金時代を支えた司令塔だった同MFディミトリオ・アルベルティーニ氏、同DFアレッサンドロ・コスタクルタ氏という功労者のフロント入りに向けて、動き出すという。

 今季残留となった日本代表FW本田圭佑だが、ようやく復活の狼煙を上げたミランで将来はあるのだろうか。3年連続で欧州カップ戦出場権を逃した凋落の名門は、チャイナマネーとレジェンド復帰の二本柱で復活の道を目指す。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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