「中東の笛」と「中国の笛」 誤審に泣いた日本とタイの一戦で笛を吹くのは…因縁渦巻くあの主審か

タイ対日本戦担当は“あの”イラン人主審か

 中国人主審のジャッジに疑問を呈しており、疑惑の場面は多い。前半20分、サウジGKがペナルティーエリア内でFWダングダを引きずり倒したように見えたが、主審はGKに警告を与えた一方、FKと判定。そして後半36分、サウジMFがドリブル突破を仕掛けると、ボックス内でコントロールミスして交錯した瞬間、主審は迷わずにPKを宣告。中国人のフー・ミン主審は最後までサウジ寄りのジャッジを繰り返し、誤審騒動の煽りも受ける形でタイは初戦を落とした。

 そして、タイでは「中国の笛」に対する怒りが渦巻いている。タイサッカー協会会長はFIFAに対し、中国人主審に対する抗議文の提出を明言。誤審の影響で日本戦出場停止になったMFサラク・ヨーエンへの処分取り消しも求めている。

「中国の笛」に泣いたタイと「中東の笛」に苦しんだ日本との対決。同試合を裁くことが確実視されるのは、かつて日本の試合で“誤審騒動”を起こしたイランのモフセン・トーキー主審だ。11年のアジアカップ第2戦の日本対シリア戦で、川島にレッドカードを提示し、さらにPKの判定。このジャッジは誤審問題として物議を醸した。果たして、今回の試合ではどんなジャッジを見せるのか。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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