バルセロナ、レバンドフスキら新戦力をリーガ開幕戦で“起用不可”の可能性を英紙指摘「1人も出場できない」
クラブの財政問題をクリアできず、開幕戦に向けた登録メンバーは17名にとどまる
スペイン1部バルセロナは、8月13日に本拠地「カンプ・ノウ」でラージョ・バジェカーノとのラ・リーガ開幕戦を迎えるが、リーグが定めるサラリーキャップ制度の基準に抵触し、登録メンバーは17名に。その中に今夏獲得した新戦力は1人も含まれておらず、海外メディアは「現時点ではリーガ開幕戦に1人も出場できない」と指摘している。
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バルサは今夏、積極補強を敢行。ポーランド代表FWロベルト・レバンドフスキをはじめ、ブラジル代表FWラフィーニャ、フランス代表DFジュール・クンデ、コートジボワール代表MFフランク・ケシエ、デンマーク代表DFアンドレアス・クリステンセンといった実力者を次々に獲得した一方、ラ・リーガのサラリーキャップ制度の基準を超過している問題が解決されていない。
そんななか、今週末に控える開幕戦に向けた登録メンバーが発表。総勢17名にとどまり、その中には今夏獲得した新戦力、さらには、今夏に契約延長したフランス代表FWウスマン・デンベレらが登録できなかったことが判明した。今夏、バルサは今後25年のテレビ放映権の一部やバルサ・スタジオの株式の24.5%を売却するなどして資金を集めたものの、新加入選手全員を迎え入れるためには十分ではないと判断されたようだ。
夏の移籍市場で1億2500万ポンド(約200億円)以上の選手を獲得したバルサだが、英紙「デイリー・ミラー」によると、「現時点では土曜日に行われるリーガ開幕戦に1人も出場できない」という。フリーで獲得したケシエとクリステンセンの2選手に関しては、再び移籍金ゼロでクラブを離れる可能性も指摘されており、覇権奪還を目論む名門クラブが、財政問題を前に混沌とした状況に陥っている。
(FOOTBALL ZONE編集部)