レアル監督、長谷部&鎌田所属のフランクフルトとのスーパー杯に意欲 「自信はある」

レアルを率いるカルロ・アンチェロッティ監督【写真:ロイター】
レアルを率いるカルロ・アンチェロッティ監督【写真:ロイター】

指揮官は「世界最高のストライカーが欠ければ、影響が出るのは明白」とベンゼマの重要度を強調

 日本代表MF鎌田大地と元日本代表MF長谷部誠が所属するドイツ1部フランクフルトは、昨シーズンのUEFAヨーロッパリーグ(EL)王者として、8月10日にフィンランドのヘルシンキで行われるUEFAスーパーカップに出場する。フランクフルトと対戦するUEFAチャンピオンズリーグ(CL)王者のスペイン1部レアル・マドリードを率いるカルロ・アンチェロッティ監督は、試合に向けて自信を見せた。スペイン紙「マルカ」が報じている。

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 昨シーズン、CLとリーガ・エスパニョーラの2冠を達成したレアル。アンチェロッティ監督は、昨季が自身にとってキャリア最高のシーズンだったかと問われると、「そうだと思う。リーグ戦とCLを同時に優勝することは過去になかった。選手たちは、精神面、態度、質、経験、若手の勢いを絶妙なバランスで発揮してくれた。重要なチームを倒したことで、価値のあることを成し遂げたと思う」と、振り返った。

 今季はイングランド1部チェルシーからドイツ代表DFアントニオ・リュディガー、フランス1部ASモナコからフランス代表MFオーレリアン・チュアメニが加入した。アンチェロッティ監督は、オフの補強について、「我々は、チームをテクニカル面でもフィジカル面でも向上させてくれる2人の選手を獲得できた。昨シーズンの鍵の1つとなったのは、若手とベテランの融合だった。そしてともに時間を過ごしたことで、さらなる改善が期待できる。リュディガーとチュアメニは、質とフィジカルの強さをもたらしてくれるからね」と、補強に満足している考えを示している。

 ただし、フランス代表FWカリム・ベンゼマは替えが聞かない存在だと認めた。「我々にはたくさんのストライカーがいる。カリム、マリアーノ(・ディアス)、(エデン・)アザール、(マルコ・)アセンシオ、ロドリゴとね。だが、世界最高のストライカーが欠ければ、チームに影響が出るのは明白だ。現在のカリムの穴を埋めることは不可能だ。そんな選手は世界中、どこにもいないからだ。代替え案は必要だが、彼に緊急事態が訪れたら、とにかく適応するしかないね」と、コメントしている。

 スーパーカップで対戦するフランクフルトについては、8月5日に行われたバイエルン・ミュンヘンとのブンデスリーガ開幕戦を見たと話す。この試合でフランクフルトは、1-6と大敗したが、「彼らはELを制するのにふさわしく、実際に勝利した。とても強い相手と対戦しながらね。誰もが知っているように、ダイナミックなチームだ。勝つために、戦い、いいプレーをしなければいけない。いい準備ができて、そのためのコンディションは整っているから、自信はある。CL優勝は、私たちに希望を与えてくれ、それは今も残っている。この時間をもっと続けていきたい」と、新シーズンにつなげていくためにも必勝を誓っている。

 昨季のELを制した鎌田、長谷部を擁するフランクフルトは、CL王者のレアル・マドリードを相手に、どのような戦いを繰り広げるだろうか。

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(FOOTBALL ZONE編集部)



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