マンUが新ストライカー獲得へ“12億オファー”提示 ボローニャ側は拒否と英指摘「お金の問題ではない」

ユナイテッドがFWアルナウトビッチに興味【写真:Getty Images】
ユナイテッドがFWアルナウトビッチに興味【写真:Getty Images】

FWアルナウトビッチの獲得に乗り出すも、ディ・バイオSDが売却を断固拒否

 イングランド1部マンチェスター・ユナイテッドは、新たなストライカー探しを始めており、イタリア1部ボローニャに所属するオーストリア代表FWマルコ・アルナウトビッチの獲得に乗り出している。しかし、ボローニャのスポーツダイレクター(SD)であるマルコ・ディ・バイオ氏は、オファーに応じない姿勢を示したようだ。英紙「ロンドン・イブニング・スタンダード」が報じている。

 エリック・テン・ハフ監督の率いるユナイテッドは、ホームで行われたプレミアリーグ開幕戦でブライトンと対戦。ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドをベンチスタートとして、デンマーク代表MFクリスティアン・エリクセンを偽9番で先発出場させたが機能せずに1-2で敗れた。そんななか、クラブは新たなストライカーの獲得を求めているようだ。

 記事によれば、ユナイテッドはアルナウトビッチの獲得に向けて、ボローニャに対して760万ポンド(約12億4000万円)の移籍金を提示したが、昨季リーグでチーム最多の14得点を挙げたストライカーを残留させたいボローニャは、これを拒否したという。

 ディ・バイオ氏は「お金の問題ではないんだ。私たちにとって彼は極めて重要であり、売却対象じゃないんだ。私たちは、彼とともに前進したい。彼もここで成長できるし、私たちの成長も助けてくれると確信しているからね。彼は練習から最もチームを引っ張ってくれている選手であり、売値がついていないんだ」と、交渉に応じない姿勢を打ち出している。

 このコメントの前、アルナウトビッチの兄弟でもある代理人のダニエル・アルナウトビッチ氏は、クラブ名こそ出さなかったものの、「よく知られたクラブからオファーを受けている。ボローニャとコンタクトを取り、実現できるか確認をしている」と発言し、移籍を望んでいることを明かしていた。

 ユナイテッドOBのガリー・ネビル氏らは、アルナウトビッチの獲得に反対する声を上げているが、すでに最初のオファーを断られたとされるクラブが、再交渉に臨むのかが注目される。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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