酒井宏樹が言及した“ファウルスロー”は「正しく投げ入れられている可能性も十分ある」 現役審判がSNS上で説明

浦和DF酒井宏樹【写真:高橋 学】
浦和DF酒井宏樹【写真:高橋 学】

副審の八木あかね氏がツイッターで説明「酒井選手が『審判の方々すいません』とコメントされたのを聞いたので」

 浦和レッズの日本代表DF酒井宏樹は、7月30日に行われたJ1リーグ第23節川崎フロンターレ戦(3-1)の後半16分までプレーし、チームの勝利に貢献した。そのなかで、試合中にファウルスローを取られたシーンをインスタグラムのストーリー(24時間で自動削除される写真・動画)で「審判の方々すみません。これから気をつけます」と振り返ったことが注目を集めた。現役副審の八木あかね氏はツイッターで、レフェリー目線からファウルスローの定義について説明している。

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 酒井が振り返ったのは、2-0で迎えた前半35分のシーンだ。右サイドでのスローインを酒井が担当したが、ピッチ内にボールを入れてからワンテンポ遅れて、ファウルスローの反則が取られて川崎ボールに。中継の映像では、右足が大きく上がり、左足もタッチラインを踏んでピッチ内に入っていることが映し出されていた。

 酒井はインスタグラムのストーリーで、「ファウルスローなんですね…笑。日本に移籍してきてもう2回くらい取られてますが、これまで欧州での9年間取られなかったので、恥ずかしながらルールがわかりませんでした。審判の方々すみません。これから気をつけます。よくみると足も線超えてるしめちゃくちゃですね…」(原文ママ)と、言及していた。

 そのなかで、国際審判員も経験し、Jリーグの公式戦500試合以上で副審を務めてきた八木氏が、自身のツイッターでニュースを引用しながら、酒井のファウルスローについて触れた。

「酒井選手の”ファウルスロー”見ましたけど、正しく投げ入れられている可能性も十分あります。ボールをリリースする瞬間まで後ろ足が地面についていれば、その後に足が浮いても反則ではないからです。見た目の違和感ほど明らかな反則ではないですよ。

 ぼくはインスタはやっていませんが、酒井選手が『審判の方々すいません』とコメントされたのを聞いたので、何だか一言いいたくなりました。もう少し足が浮き始めるのを遅くしてもらえば、後でどれだけ足を高くあげられても結構ですよ。あと、ラインを少しでも踏んでいれば踏み越えても大丈夫です」

 ボールをリリースした直後であれば足が浮いても反則ではなく、ラインを少しでも踏んでいれば踏み越えていても大丈夫だと、一般的に認識されているイメージとの違いについて説明していた。

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