双方にとってメリットか インテルとFWサンチェスが契約解除へ、仏1部マルセイユ行き加速

チリ代表FWアレクシス・サンチェス【写真:Getty Images】
チリ代表FWアレクシス・サンチェス【写真:Getty Images】

2020-21シーズンにはセリエA優勝に貢献も、インテルで先発の座を確保できず

 イタリア1部インテルのチリ代表FWアレクシス・サンチェスは、クラブとの契約を解除して新天地を求めることになるようだ。衛星放送「スカイ」イタリア版が報じている。

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 イングランド1部マンチェスター・ユナイテッドから1年間のレンタルを経て、2020年夏にインテルに完全移籍したサンチェスは、2020-21シーズンにセリエA優勝に貢献。昨季も公式戦38試合に出場して9得点5アシストという成績を残したが、シーズンを通して途中出場が多く、後半戦のユベントス戦(0-1)では出場機会を与えられないなど、十分な活躍の機会を与えられていなかった。

 イタリアを離れることを希望しているとされるサンチェスは、フランス1部マルセイユとの接触が報じられていたが、2023年6月30日まで残っていたインテルとの契約を解除することになったという。

 今夏の移籍市場でインテルは、チェルシーからベルギー代表FWロメル・ルカクを獲得。これによりサンチェスは自身の出場機会が減少することを覚悟したという。また、インテルもサンチェスの700万ユーロ(約9億4000万円)とされている高額年俸によって、ユベントスを退団してフリーになっていたアルゼンチン代表FWパウロ・ディバラの獲得を逃し、ライバルのASローマへの移籍を許していた。そのため、今回の契約解除は双方にとってメリットのあるものとみなされているようだ。

 7月上旬には、J1ヴィッセル神戸も獲得のオファーを出していたとされるサンチェスだが、33歳のアタッカーはヨーロッパでのキャリアを続けたい考えがあるという。報道どおり、マルセイユへ移籍することになるのか。それとも別の道を歩むのか。欧州の名門を渡り歩いてきたサンチェスの去就に注目が集まる。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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