カナダ1部ヴァラーFCのチャンスで珍事「私たちは何を目撃したのか!?」

　7月11日に行われたカナダ1部リーグのヴァラーFC対HFXワンダラーズFCの一戦で驚くべき珍プレーが生まれた。味方のシュートが決まる寸前、無人のゴールライン上でクリアするという謎の行為に海外メディアが「史上最悪のミス？」「彼は何を考えていたのか？」と伝えるなど、衝撃が広がっている。

　注目を集めているのは前半17分のシーンだ。ヴァラーFCが最終ラインからパスをつないで中央を打開し、エリア内での横パスにMFアレッサンドロ・リギが反応。勢い良くゴール前に飛び込んでシュートを放つと、相手GKクリスチャン・オックスナーが反応するもボールはゆっくりとこぼれて無人のゴール方向へ転がった。

　そのまま無人のゴールに吸い込まれるかと思われた次の瞬間、ヴァラーFCのMFウィリアム・アキオが味方のゴールを阻止するようにライン上でボールをキック。結果的にゴールライン上で味方のゴールを防ぐという謎の珍プレーが誕生した瞬間だった。

　衛星放送「ユーロスポーツ」は「史上最悪のミス？」「ウィリアム・アキオの最も奇妙なミスがあった。彼は何を考えていたのか？」と驚きをもって報じた。アルゼンチンメディア「Infobae」が「史上最も奇妙なプレー」「あと数センチで味方のゴールになるところを防いだ」と反応すれば、オランダ紙「AD」も「信じられないようなミス」と伝えている。

　カナダメディア「OneSoccer」が公開した動画は1000万回再生を突破するなど大きな反響を呼んでおり、「私たちは何を目撃したのか!?　この選手は『ゴール』を祝うのが早すぎて、ボールがラインを完全に越える前に宙にボールを蹴り上げてしまった」と言及していた。