アーセナルが23億円で流浪のスペイン人FW獲得合意へ 昨季リーガで17得点と覚醒

ペレス獲得に近づくも、実績的にはCFのバックアッパーか

 アーセナルが念願のストライカー補強にようやく成功したようだ。昨季リーグ17得点を記録したデポルティボ・ラコルーニャFWルーカス・ペレスを、移籍金2000万ユーロ(約23億円)で獲得することでクラブ間合意に達したと、スペイン地元紙「マルカ」が報じている。

 アーセナルは24日にクラブ間合意に達し、選手からの回答を待っている状態だという。スペイン人ストライカーは昨季リーガ11位のゴール数を叩き出したが、苦労人だ。2011年にラージョ・バジェカーノからウクライナ1部カルパティー・リビウに移籍。ディナモ・キエフ、ギリシャ1部のPAOKテッサロニキと流転を重ね、デポルティボにたどり着いた。

 エバートンも獲得に乗り出していたが、アーセナルが争奪戦に勝利したとレポートされている。アーセナルはフランス代表FWオリビエ・ジルーに代わるワールドクラスのストライカー補強が急務とされていた。アーセン・ベンゲル監督はストライカーの人材難の解決策として、サイドアタッカーとしてワールドクラスのチリ代表FWアレクシス・サンチェスを1トップで起用したが、現時点では奏功していない。

 ペレスは実績的にはジルーのバックアッパー的な存在と見込まれており、リーグタイトルに飢えているサポーターの心を満たす補強ではなさそうだ。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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