リバプールと契約延長のサラー、合意前に98億円チェルシー復帰の可能性が浮上した経緯発覚

サラーは7月1日に新たに3年契約を締結【写真:Getty Images】
サラーは7月1日に新たに3年契約を締結【写真:Getty Images】

サラーは7月1日に新たに3年契約を締結

 イングランド1部リバプールは現地時間7月1日、2022年6月で契約満了を迎えることになっていたエジプト代表FWモハメド・サラーと新たに3年契約を結んだ。リバプールとサラーの契約交渉は長期間に及んだが、英紙「ザ・サン」によれば、契約延長が合意に至らなかった場合、同じプレミアリーグのチェルシーが有力な移籍先に挙がっていたという。

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 近年のリバプールの成功に、不可欠な活躍を見せていたサラーだが、クラブはほかの選手たちと契約を延長しても、サラーとの契約交渉はなかなかまとまらなかった。2021-22シーズンにはプレミアリーグの得点王とアシスト王をダブル受賞し、リーグ戦2位となったクラブの攻撃を牽引したサラーは、残りの契約期間が1年を切り、ようやくクラブとの契約が合意に達した。

 リバプールとサラーの新契約は、クラブ史上最高額となる週給40万ポンド(約6500万円)となっており、これまでのクラブ最高額を得ていたオランダ代表DFフィルジル・ファン・ダイクの週給22万5000ポンド(約3700万円)の倍額に近い巨額になっている。

 最終的に契約延長という形を見たサラーだが、仮にリバプールとの交渉が不調に終わっていた場合、同じイングランドのチェルシーへ移籍する可能性があったという。「ザ・サン」紙によると、リバプールは移籍金が発生する今夏のうちに、サラーを6000万ポンド(約98億円)程度で売却することを計画していたようだ。

 しかし、セネガル代表FWサディオ・マネがドイツ1部バイエルン・ミュンヘンへ移籍。同じ移籍市場でサラーを同じプレミアのライバルに手放すこと、また来夏に移籍金ゼロで手放すことを避けるために、契約延長に応じたとされる。

 今後、ファン・ダイクをはじめとする既存の選手たちから給料アップを求められる可能性のあるリバプールだが、ひとまずエースの去就に関する心配はなくなっている。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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