ネイマールが泣いた! ブラジルが決勝ドイツ戦で延長PKの死闘を制し、王国初の五輪金メダルを獲得

ネイマール直接FK弾も追いつかれる

 リオデジャネイロ五輪男子サッカー決勝が聖地マラカナンスタジアムで行われ、ブラジルはドイツ相手に1−1で突入した延長PK戦で5−4勝利。5人目のPKを成功した瞬間、ブラジルのキャプテン、バルセロナFWネイマールは号泣。王国ブラジルが同国五輪サッカー史上初の金メダルを手にした。

 開幕2戦を連続スコアレスドローでバッシングを浴びたものの、5試合を無失点で決勝まで勝ち上がってきたブラジルと、5試合で21ゴールという爆発的な得点力を発揮してきたドイツが頂上決戦で激突。プロ選手の出場が認められた1984年ロサンゼルス五輪以降ではともに初の金メダルを目指す戦いとなった。

 ブラジルはオーバーエイジ(23歳以上)枠で参戦したバルセロナFWネイマールに加え、来年1月のマンチェスター・シティ移籍が決まっているFWガブリエル・ジェズスと、今夏の移籍市場でビッグクラブ行きがうわさされるFWガブリエル・バルボーサの強力3トップに並べ、迫力のある攻撃を仕掛けていった。

 そして、試合を動かしたのはキャプテンマークを巻いた千両役者だった。ゴール中央からやや左サイド、約25メートルの位置でファウルを受けてフリーキックを得たネイマールは、自らキッカーとしてスポットに立った。右足インフロントで鋭いカーブの掛けられたシュートは、ドイツの壁を超えると一気にスライドしながら落ち、クロスバーをかすめてゴール内へ。ネイマールによる鮮やかすぎる一撃で、ブラジルは前半28分に先制ゴールを挙げた。

 一方、ドイツは前半だけで5本のシュートを放ったが、クロスバーに3度嫌われる不運でスコアは動かせず。ブラジルが1-0でリードしてハーフタイムを迎えた。

 

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