「サイドバックに置いても世界最高」 バルサ監督がメッシの“サッカーIQ”の高さに脱帽

スペインスーパー杯第2戦で1得点1アシストのエースを、ルイス・エンリケ監督が称える

 スペインスーパー杯第2戦が17日(日本時間18日)に行われ、バルセロナが日本代表MF清武弘嗣の所属するセビージャを3-0で破り、2戦合計5-0で今季初タイトルを獲得した。ルイス・エンリケ監督は1得点1アシストを記録したアルゼンチン代表FWリオネル・メッシの圧倒的なフットボールセンスを、「サイドバックをやらせても世界最高選手」と絶賛している。スペイン地元紙「スポルト」が報じた。

 カンプ・ノウは、お決まりの“メッシ劇場”によって沸騰した。試合は前半9分、メッシのスルーパスからFWアルダ・トゥランが決めてバルサが先制。後半1分にはアルダが追加点を決め、同10分にはDFルーカス・ディニュのクロスからメッシが珍しいヘディングシュートを披露。難敵セビージャを2試合トータルで5-0と圧倒した

 ルイス・エンリケ監督は、金髪になったエースをこう絶賛する。

「彼は人生で輝きを放ち続けている。彼は信じられない決定機を創出する。もしも、サイドバックに置いたとしても、依然として世界最高の選手だろう。彼はフットボールにおける本質なんだ。彼は加齢しても衰えないだろう。フィジカルが衰えた時に、知性がそれを補うのだ」

 卓越したサッカーIQで、絶妙なフリーランや周囲との好連携を見せるメッシは激動のオフをくぐり抜けた。父親との脱税事件、そしてコパ・アメリカ・センテナリオ決勝のチリ戦でのPK失敗と敗戦による傷心の代表引退宣言と撤回……。ジェットコースターのような日々を過ごしたが、シーズンが始まってしまえば平常運転。メッシは今までと変わらずに、圧巻の天才ぶりを示している。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

page 1/1

今、あなたにオススメ

トレンド