吉田麻也は「過去最悪のパフォーマンスを凌駕」…ブラジルメディアがチーム最低評価 森保監督にも辛口「攻撃は彼の責任」

ブラジルメディアが日本の出場全17選手を採点【写真:高橋 学】
ブラジルメディアが日本の出場全17選手を採点【写真:高橋 学】

キリンカップ決勝でチュニジアに0-3敗戦

 森保一監督の率いる日本代表は、6月14日のキリンカップ決勝でチュニジア代表と対戦し0-3で敗れたなか、ブラジルメディアは日本の出場全17選手を採点し、DF吉田麻也(サンプドリア)について「過去最悪のパフォーマンスを凌駕した」と最低点を与えている。

 前半に何度も相手ゴールへ迫った日本だが決定打を欠くと、後半10分に吉田が相手を倒して与えたPKから先制ゴールを献上。後半31分に守備陣の連係ミスで2失点目を与え、後半アディショナルタイムには強烈なミドルシュートを突き刺されて0-3と敗れた。

 ブラジルメディア「グローボ・エスポルチ」は、チュニジア戦に出場した日本代表の17選手と森保一監督を採点(10点満点)。攻撃陣において「上手くプレーしたのは伊東純也だけで、常に右側が危険だった」と評価し、FW伊東純也(ヘンク)にチーム最高評価の「6.5」を与えている。「日本で唯一のポジティブなパフォーマンスだった。何度か1対1の勝負で優位に立ち、クロスを上げて危険なプレーを見せた。少なくとも1アシストはできた」と記し、少なくとも“1アシスト分の働き”と称賛している。

 その一方で最低評価の「1.0」を与えられたのは吉田だ。結果的に3失点に絡んだパフォーマンスが減点対象となっており、次のように説明を加えている。

「2019年アジアカップ決勝が、吉田の代表における過去最悪のパフォーマンスだとしたら、今日はその時を凌駕していた。彼は全3ゴールに関与した。1点目では不器用なPKを犯し(板倉がカバーに入っていたのでボールにチャレンジする必要はなかった)、2点目ではエリア内でボールを守ろうとして失敗、3点目は中盤での争いでカウンターアタックを誘発させた」

 ほかの選手たちは「5.0」~「6.0」の評価に収まったなか、森保監督は「4.5」と低評価。「ディフェンス陣の個々のミスを非難することはできないが、予測可能なプレーで、ゴールへのシュートもなかった攻撃は彼の責任であろう。予選でオマーンに負けた時以来の最悪のパフォーマンス」と指摘し、シュート0本に終わった攻撃面の戦術に触れていた。

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