「センセーショナルなプレー」と宇佐美を称賛したアウクスブルクGM 同時に指摘した課題とは

ブンデスに再挑戦する宇佐美の印象をロイターGMが語る

 ガンバ大阪からアウクスブルクに移籍したFW宇佐美貴史の第一印象について、クラブのゼネラルマネジャーを務めるシュテファン・ロイター氏が語っている。ドイツ紙「キッカー」が報じている。

 宇佐美は2011年に19歳の若さでバイエルン・ミュンヘン、12年にホッフェンハイムへ期限付き移籍した。しかし思うように出場機会を得られず、13年にG大阪への復帰を決断。同年J2に沈んでいたチームをJ1昇格に導くと、翌14年にはエースとしてリーグ、ナビスコ杯(現ルヴァン杯)、天皇杯の三冠獲得に貢献した。そして今年7月にアウクスブルクに渡ると、デビュー戦となる練習試合で初ゴールを決める活躍を残している。

 ロイター氏は同紙で、今夏に加入した日本代表FWについて言及した。

「彼は特に攻撃面でセンセーショナルなプレーを我々に見せつけてくれている。だが一つ、少し見ておかなくていけない点もある。合流した当初はフレッシュで身軽にプレーできていたが、今は少し疲労で身体が重いような印象に見える。けれども、それは珍しいことでもなんでもない。相当激しい練習を行っているしね。彼は今できていることの他のことも、習得していかなければいけない。それでも彼は並外れたクオリティーを随所に見せているし、シーズンの中でいつでも我々を助け続けてくれることを期待している」

 日本でもシーズン序盤戦はゴールを量産する一方で、終盤に差し掛かるとその数が減少する傾向にあった宇佐美。新天地ではシーズンを通して、コンスタントに安定した活躍を披露することが求められそうだ。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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