4月のJ1ベストゴール受賞 G大阪MFダワンのスーパーダイレクトボレー弾を生んだセカンドボールへの意識

ダワンが語る「Jリーグの印象」とは?【写真:Getty Images】
ダワンが語る「Jリーグの印象」とは?【写真:Getty Images】

Jリーグの「切り替えの早さと強度」に驚き

――京都戦のゴールに話を戻します。ブラジルの人たちは、美しいゴールが好きだと思いますが、ブラジルにいる家族やファンからは、あのゴールについて反響はありましたか?

「やはり、今回のゴールは僕の友人、親戚、家族、みんなが見てくれて、たくさんのメッセージをもらいました。僕がピッチに入る時、家族や親戚、友人のことを思い出しています。サッカーを始めた幼少期に、祖父や親戚のおじさんが基礎を教えてくれました。そういうサポートがあったから、今の自分があります。そういう人たちにも喜んでもらえたことで、自分にとっても記念になるゴールでした」

――今シーズンから日本でプレーしていますが、Jリーグにはどんな印象を持っていますか?

「Jリーグ、そして、日本のサッカーについてのイメージは、すごくハイレベルだと感じています。特に感じるのは、ディフェンスのプレッシングの部分。切り替えがとてつもなく早く、強度も高い。それだけでなく、戦術的なことも、テクニックでも、すごくレベルが高いのですが、同時に今も成長を続けているリーグだと感じます。自分自身、もっともっと日本のサッカーに馴染まないといけません。今のJリーグで戦ううえで、トレーニングを含めたピッチ上でベストを尽くすことはもちろん、ピッチ外でもしっかりと準備をしないとベストパフォーマンスを出せない、Jリーグではついていけないと感じています。ピッチ外の部分、睡眠、休息、食事といったピッチ外でのポジショニングも意識して、チームとともにリーグに臨むようにしています」

――ピッチ外も重要ということですが、私生活では日本での暮らしには慣れてきましたか?

「来日して2か月半が経とうとしていますが、睡眠のところでは、ブラジルにいる時は7、8時間きっちりと熟睡できていたのですが、日本ではたまに目が覚めてしまうことがあります。もちろんブラジルと12時間の時差がある影響もあると思いますが、2か月半が経ちましたし、もっと日本の時間に馴染めればいいなと思っています。食事は来日するにあたり、ブラジルから食料を持ってきて、家では自炊をしているので、なかなか和食をいただく機会がないんです。美味しかったもので覚えているのは、焼いたサーモンにチーズがかかっているものですね。今後、もっと和食にも挑戦したいです。日本で長くプレーして、生活をしていきたい気持ちが強いので、もっともっと適応していきたいですね」

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