元レアルのスカウトが語る“人材発掘術”と“将来性の見極め” 久保の現在地と未来は?「彼のトップレベルはこれから」

かつてマジョルカのスカウト責任者を6年務めたカルロス・パニサさん【写真:島田徹】
かつてマジョルカのスカウト責任者を6年務めたカルロス・パニサさん【写真:島田徹】

「道具が入ったバッグを持つのは本人なのか、親なのか」 人間性も大きなポイント

「気になる選手がいたら、私は試合が終わるのを待ってどういう行動をするか見るようにしている。ロッカールームから出てくるのにどれくらい時間がかかるのか、親にどう挨拶するか、道具が入ったバックを持つのは本人なのか、親なのか。マルコ・アセンシオがレアル・マドリードへ移籍する前には住んでいた家やどんな友達がいるのか、普段何をしているのか調査した」

 成長過程でステップアップのため選手が若くして地元や家族と離れるケースもある。これについても自身の見解を持っている。

「個々のケース次第だが、私は14歳までは家庭環境は変えるべきではないという考え。中には精神的な成長が早く次のステップを踏み出すことができる場合もあるが。ただ現状の18歳まで出身国を離れられないというのは違うと思う。16歳でプロになれるのにその年齢に国外でプレーできないというのは矛盾がある。18歳では遅い。16歳で家族の付き添いがあれば十分に可能なこと」

 FIFA制裁で一旦自国へ戻らなければならなかった日本代表MF久保建英(マジョルカ)の現在、そして将来については、トッププロとしての成長過程にありステップアップのために一皮むけるだけの余地があると言う。

「彼のことは以前のレンタルの時から知っていて、好感が持てる人間性で礼儀正しく、冗談も理解できる。選手としては能力を出し切るまでには至っていないが、まだ非常に若いというのも事実。昨季のヘタフェの時のように十分な出場機会がなく、チームのシステムや戦い方も彼にとって有益ではなかった。1部で安定した位置で戦うチームでやればまた違った選手になるだろう。

 彼には潜在能力があるが、安定して力を発揮しなければならない。それは経験によって成し遂げられるもの。23、24歳でトップレベルに到達した選手がピークを迎える目安は27、28歳。彼のトップレベルはこれからになる」

(島田 徹 / Toru Shimada)

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島田 徹

1971年、山口市出身。地元紙記者を経て2001年渡西。04年からスペイン・マジョルカ在住。スポーツ紙通信員のほか、写真記者としてスペインリーグやスポーツ紙「マルカ」に写真提供、ウェブサイトの翻訳など、スペインサッカーに関わる仕事を行っている。

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