ナイジェリアにトラブル再び 決戦7時間前現地入りに続き、手倉森J初戦で国歌間違えられる

主将のミケルは悲しそうな表情で首を横に振る

 リオデジャネイロ五輪1次リーグ初戦で手倉森ジャパンと対決するナイジェリア代表が5日(現地時間4日)の試合前に異常な行動に出た。

 マナウスの競技場に国歌が鳴り響く中、整列した選手が周囲に短く語りかけると選手全員は複雑そうな表情で国歌を誰も歌わず。国歌が終わった後には主将のチェルシーMFジョン・オビ・ミケルは悲しそうな表情で首を横に振った。

 晴れ舞台に臨んだ選手は怒りを胸にためている様子だった。オーストラリア地元紙は怒りの理由を明らかにした。主催者側がナイジェリアの国歌を他国の国家と間違えて演奏していたという。

 ナイジェリアは今大会開幕前からトラブルに巻き込まれている。チームは合宿地のアメリカから4度に渡る渡航遅延となった。4日(現地時間3日)にようやくチャーター機でブラジル入りするはずが、機体が小さすぎるとの問題でチーム全員が搭乗できないことが発覚した。再三再四のドタバタぶりで、チームはアトランタ市内のホテルに引き上げた。そもそも協会のチャーター機の支払いミスが3度重なった結果と英公共放送「BBC」が報じている。

 

 チームは現地入りしたのは試合開始7時間前。大会前のドタバタはアフリカ勢のお家芸とはいえ、主催者側の国歌間違えという前代未聞の失態に選手も怒り心頭の様子だった。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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