ポルトガル1部の試合でファン乱入、海外報道「2人の選手に襲いかかる衝撃的な瞬間」

　現地時間4月10日に行われたポルトガル1部リーグ第29節、ヴィトーリアSC対FCポルトの一戦で、怒ったファンがピッチに乱入し、応援する選手に抱擁を求めるような行動から突如キックをお見舞いする衝撃のハプニングが発生した。

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　その出来事が起きたのは、ホームのヴィトーリアSCが、0-1と劣勢で迎えた後半アディショナルタイムだ。英紙「ザ・サン」は「ピッチの侵入者は2人の選手に向かってキックをお見舞いし、試合が一時中断するというショッキングな出来事があった」と報じている。

　侵入者はピッチ内を散歩するようにゆっくりと歩いて選手に近寄り、両手を広げて抱擁を求めるような仕草を見せる。ところが次の瞬間、選手の足を目がけて2発のキックを繰り出した。

　さらに侵入者は別の選手に近づき、今度はフルスイングでのキックを狙うも、これを察知した選手が蹴られる前に素早くかわして事なきを得ている。その後、警備員が駆け寄り、侵入者を押さえつけて騒動は収まった。

　スペイン紙「AS」は「信じられない！　自ら侵入したファンは、応援するチームの2選手を攻撃。ギマランイス（ヴィトーリアSC）がポルトに0-1で敗れた試合で起きた出来事。試合終了間際、怒ったファンがピッチ上で反応した」と報じた。また英メディア「スポーツ・バイブル」も「試合中、怒ったファンがピッチ内を散歩、2人の選手に襲いかかる衝撃的な瞬間」と記している。

　試合はヴィトーリアSCが0-1と惜敗。劣勢のなかでファンの感情も思わず高ぶったと見られるが、珍しい光景に反響が広がっていた。