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香川真司がマンU時代回想 名将ファーガソンへの思い吐露「もっと長く一緒に働けたら」
当時について「ユナイテッドでの1年目は悪くなかったと思う」
ベルギー1部シント=トロイデンに所属する元日本代表MF香川真司は、2012年夏にアレックス・ファーガソン監督に誘われて、ドイツ1部ボルシア・ドルトムントからイングランド1部マンチェスター・ユナイテッドへ移籍した。ドルトムントでブンデスリーガ連覇を経験した香川にとって、ユナイテッドへの移籍はキャリアの大きなターニングポイントになっているが、香川自身が当時を振り返っている。英紙「デイリー・ミラー」が報じた。
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香川は10-11シーズンにドルトムントに加入して、リーグ戦18試合8得点1アシストを記録し、当時、ユルゲン・クロップ監督が率いるクラブのブンデスリーガ制覇に貢献。さらに翌シーズンには31試合で13得点12アシストを記録して、ブンデスリーガ連覇の立役者となった。
その活躍に目を付けたのが、ユナイテッドを率いていたファーガソン監督だった。12-13シーズンを前にユナイテッドへ加入した香川。加入1年目、ファーガソン監督の下でプレミアリーグ優勝も経験したが、そのシーズン限りで香川の獲得を望んだファーガソン監督が退任。結果的に、この名将の退任が香川のイングランドでのキャリアを短くした一因とされているが、香川自身もより長く仕事をしたかった思いがあるようだ。
「ファーガソン監督と一緒に仕事をする機会を持てたのは、光栄だった。もっと長く一緒に働けたら良かったけれど、それも運命。とても美しい時間だった。ファーガソン監督が僕を必要としてくれたことは、決して忘れない。当時は、あまりレジェンドと仕事をしているとは考えなかった。今になって、どれだけ偉大だったかをより理解するようになった。正直なところ、マンチェスター・ユナイテッドでの1年目は悪くなかったと思う。タイトルも勝ち取れた。でも、それはロビン・ファン・ペルシーがいたことが大きかった。あのシーズン、彼は26得点を挙げたからね。僕はドルトムント時代ほどの自信を持つことはできなくなっていた。適応することは難しかったし、正直なところ、あと1年は僕をイングランドに連れて来たファーガソン監督と仕事ができると思っていた」
ファーガソン監督の後を継いでユナイテッドの指揮を執ったデビッド・モイーズ監督の下で出場機会が減った香川は、2シーズンでイングランドを去り、ドルトムントへ戻った。ファーガソン監督の退任後、名門ユナイテッドも、リーグ優勝を成し遂げることはできていないだけに、指揮官が残っていてくれたらと思っているのは、香川だけではないだろう。
(FOOTBALL ZONE編集部)