W杯出場へ期待…森保ジャパン未招集「個性的な8人のタレント」 異なる“武器”を持ったJリーグの成長株がずらり

共鳴力が高い万能型の柏FW、浦和MFのセカンドボール奪取力は段違い

■細谷真大/Mao HOSOYA
所属:柏レイソル
年齢:20歳
ポジション:FW
今季J1リーグ成績:7試合3得点

 攻撃的なポジションであればどこでもこなせる万能型のアタッカーであり、FWとしてはポストプレーと裏抜けの両方を使い分ける。パリ五輪世代で成長途上だが、前からのディフェンスはすでにJリーグでもトップレベルで、プレッシャーをかけてコースを限定するだけでなく、高い位置で引っ掛けてそのままショートカウンターに持ち込むシーンも多い。

 そんな細谷のスペシャリティーは周囲との共鳴力の高さ。動き出しのタイミングが抜群で、相手のディフェンスよりも先に動き出して、気が付けばオフサイドにかからず裏を取っている。スペースに持ち出すドリブルも推進力があり、トップスピードからでもシュートに持ち込める。ドイツやスペインの猛者を驚かせるにはもう少し迫力が必要だが、残り7か月あればさらにスケールアップしている期待は高い。

■明本考浩/Takahiro AKIMOTO
所属:浦和レッズ
年齢:24歳
ポジション:MF
今季J1リーグ成績:8試合0得点

 登録選手が通常の23人から26人に増加する見通しのカタールW杯は“究極のユーティリティープレーヤー”にとって代表入りの追い風だ。FW、サイドハーフ、SB、トップ下、ボランチ、さらにインサイドハーフもこなしてしまう。どのポジションでプレーしようと基本スタイルはアグレッシブで機動的であることだ。

 そしてセカンドボールの奪取力が鬼レベルに高い。上背はないがヘディングも強く、逆サイドのクロスにファーから飛び込んでダイビングヘッドで合わせるシュートなど、欧州トップリーグでもあまり見ない個性だ。日本代表の基準で見ると技術面はやや粗いが、気持ちの強さも代表向きであり、短期決戦での意外性を加えるには持って来いのタレントだ。

河治良幸

かわじ・よしゆき/東京都出身。「エル・ゴラッソ」創刊に携わり、日本代表を担当。著書は「サッカーの見方が180度変わる データ進化論」(ソル・メディア)など。NHK「ミラクルボディー」の「スペイン代表 世界最強の“天才脳”」を監修。タグマのウェブマガジン「サッカーの羅針盤」を運営。国内外で取材を続けながら、プレー分析を軸にサッカーの潮流を見守る。

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