「まだ不安のほうが大きい」 W杯出場決定の森保ジャパン、元日本代表DFが指摘する本大会への課題

初のW杯ベスト8を狙うためにどうオプションを増やすか

 FW大迫勇也(ヴィッセル神戸)が不在だったオーストラリア戦では、途中出場の上田が後半24分、素早いトラップから右足を振り抜き、巻き気味のミドルで相手のゴールを脅かした。栗原氏も「上田は身体を張れるし、ヘディングも簡単に負けない。ミドルシュートも惜しかった。ストライカーらしい選手が入って流れが変わったし、相手の脅威になっている」と評価した。

「三笘起用は采配が当たりましたけど、日本にはまだタレントがいます。オーストラリア戦は久保建英が出ていないし、今回選ばれていない堂安(律)や鎌田(大地)もいて人材は豊富なので、いろんなオプションがあってもいい。W杯出場は喜ばしいことですが、(初の)大会ベスト8以上を狙っていくとなると、今はまだ不安のほうが大きい。本大会までに世界のどの位置にいるのか把握できるように、メンバーやスタイルの幅を広げたいところです」

 W杯が開幕する11月まで約8か月。この時間をいかにチームのブラッシュアップに費やせるか、大きなポイントになる。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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