「日本、サウジ撃破へ」 豪州代表の“秘密兵器”がベールを脱ぐか ウルグアイ出身の初招集FWに海外注目

オーストリア代表に選出されたFWブルーノ・フォルナローリ【写真:Getty Images】
オーストリア代表に選出されたFWブルーノ・フォルナローリ【写真:Getty Images】

34歳帰化FWフォルナローリに海外注目「早ければ24日、日本戦に出場する」

 3月24日のカタール・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選で日本代表と対戦するオーストラリア代表は、ウルグアイ出身の34歳帰化FWブルーノ・フォルナローリ(パース・グローリー)を初招集したなか、「日本、サウジ撃破へ」と海外メディアが注目している。

 現在、グループBは混戦模様となっており、1位・サウジアラビア(勝ち点19)、2位・日本(同18)、3位・オーストラリア(同15)。日本は24日にオーストラリア(アウェー)、29日にベトナム(ホーム)との対戦が続き、オーストラリア戦勝利でカタールW杯出場が決まる。一方のオーストラリアは日本戦に続き、29日にサウジアラビアと対戦するなか、2連勝を飾れば自動出場権を獲得する2位以内に滑り込む可能性を残している。

 そんなオーストラリアが秘密兵器として招集したのが、ウルグアイ生まれのFWフォルナローリだ。2015年にオーストラリア1部リーグのメルボルン・シティに加入して得点王に輝くと、パース・グローリーに移籍した現在までの通算で歴代5位の81ゴールをマーク。U-17ウルグアイ代表の経験を持つものの、国際サッカー連盟(FIFA)では21歳以下の世代別代表に出場した選手でも、5年以上の在住実績があればA代表に入ることが可能。フォルナローリは1年以上前にオーストラリア国籍を取得しており、今回初招集となった。

 韓国のサッカー専門誌「ベストイレブン」は「豪州、34歳ウルグアイ出身FW抜擢 日本、サウジ撃破へ」と注目。「自力進出が不可能な危機に直面する豪州がウルグアイ生まれのアタッカーを抜擢した」と記し、そのキャリアなどを紹介している。初招集ながら実績は十分で、「早ければ24日、シドニーで行われる日本戦に出場する見通しだ」と伝えた。

 オーストラリアは主力の1人であるMFアーロン・ムーイ(上海海港)をはじめ、FWアダム・タガート(セレッソ大阪)やMFライリー・マッグリー(ミドルズブラ)らが新型コロナウイルス感染や怪我の影響で選外。そのなかでフォルナローリは「豪州リーグ最高FWの1人と評価されている」と期待を寄せられており、日本にとっては警戒すべき1人となりそうだ。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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