イブラの「中国ツアー免除」に見るモウリーニョの哲学 マンUでも最優先する守備組織の構築

選手ごとに適した調整法があると主張した“スペシャル・ワン”

 マンチェスター・ユナイテッドに新加入した元スウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモビッチは、まだチームに合流しておらず、中国ツアーにも不参加となっている。ジョゼ・モウリーニョ監督は、イブラの“VIP待遇”について「最高のスーツはしっかりと寸法を測って作ったもの。選手も同じだ」と独特の言い回しで説明。選手それぞれに適した調整があると主張している。英紙「デイリー・メール」が報じた。

 イブラヒモビッチは今夏、スウェーデン代表として欧州選手権(EURO)に参戦。しかし、チームはグループステージであえなく敗退した。そうしたなか、決勝トーナメント1回戦まで戦ったイングランド代表FWウェイン・ルーニーらが中国ツアーのメンバーに名を連ねているにもかかわらず、早期敗退したイブラにはより長い休養が与えられている。

 それでも指揮官は、34歳のカリスマを特別扱いしているわけではないと主張。オフシーズンの調整方法は、選手によって異なると指摘している。

「最高のスーツはしっかりと寸法を測って作られたものだ。そうだろう? ちゃんと測って作られたスーツならば、店に置いてあるサイズで、自分に合うかどうか分からないものより良いものであるはずだ。私は選手に対しても、それと同じことをする。同じ選手は2人いない」

 

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