復権を狙うスペイン代表新監督にロペテギ氏が就任 年代別代表で欧州制覇の実績

U-19、U-21スペイン代表を欧州王者に導く 14年にポルト監督就任も今年1月解任

 スペインサッカー協会は、前FCポルト指揮官のフレン・ロペテギ氏がビセンテ・デル・ボスケ前監督の後任としてスペイン代表の新監督に就任したことを発表した。

 スペインは2008、12年大会に続く3連覇を狙った欧州選手権(EURO)では、ベスト16でイタリアに敗戦。大会終了後に8年間指揮を執り、10年南アフリカ・ワールドカップと12年のEUROで優勝に導いたデル・ボスケ監督の退任が決まっていた。

 ロペテギは現役時代にGKとしてプレー。レアル・マドリードとバルセロナというスペインの2大クラブでプレーした経験を持つ。02年に現役を引退し、03年に指導者へ転身した。

 レアルやバルサではバックアッパーで、現役時代に飛び抜けた実績を持たないが、指導者としては12年にU-19スペイン代表、翌13年にはU-21スペイン代表をそれぞれ欧州チャンピオンに導いている。14年にポルトガルの名門FCポルトの監督に就任。スペイン人選手を一挙に7人補強するなど独自のスタイルを貫いたが、ここではタイトルと縁がなかった。16年1月に解任され、現在までフリーとなっていた。

 14年ブラジル・ワールドカップでのグループステージ敗退に続き、EUROでも16強で姿を消す失態で、一時代の終焉が囁かれるスペイン代表。49歳の指揮官に復権が託されることとなった。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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