練習中の接触プレーで負傷、9日のレアル戦へPSGに暗雲

　悲願のUEFAチャンピオンズリーグ（CL）制覇に向けて大一番を控えるパリ・サンジェルマン（PSG）にとって心配なニュースだ。エースのフランス代表FWキリアン・ムバッペが練習中に負傷し、現地時間3月9日に控えるレアル・マドリード戦を欠場する可能性が浮上している。

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　PSGはCLの決勝トーナメント1回戦で史上最多13度の優勝を誇るレアルと対戦。ホームでのファーストレグを1-0で勝利していた。

　その試合で決勝点を奪ったのがムバッペだ。試合終了間際の後半アディショナルタイム4分、ゴール左でパスを受けた23歳はドリブルでDF2人の間をぶち抜き、シュートをファーサイドへ流し込んだ。FWリオネル・メッシのPK失敗を帳消しにするゴールで貴重な白星をチームにもたらしている。

　リードを奪ったとはいえ、それもわずかに1点。アウェーでの第2戦に向けてもムバッペの得点に期待が懸かるが、フランス誌「ル・パリジャン」によれば、同選手は月曜日のチームトレーニングで接触プレーにより負傷。競り合いの中で足を踏まれてしまい、骨折の可能性も懸念されていたという。

　その後、クラブは骨折の可能性は否定したものの、レアル戦出場に向けて改めて検査を行うことになるようだ。スペイン紙「マルカ」は「PSGは懸念している。ムバッペの欠場は重大な打撃となり得る」と報じている。

　今季限りでPSGとの契約満了を迎えるムバッペは今夏の移籍市場で退団が濃厚。対戦相手のレアルへの加入が噂されている。PSGの一員としてサンティアゴ・ベルナベウのピッチに立つことはできるだろうか。