情熱家クロップがリバプールでの勝負の2年目に非情な大ナタ!? 放出を迫られる6人のプレイヤー

63億円エースにチーム最古参、問題児の名も

 なかでも最も去就が注目されているのが、FWクリスティアン・ベンテケだ。昨夏に3250万ポンド(当時のレートで約63億円)で加入した巨漢FWだが、29試合出場で9ゴールと、金額に見合った活躍を披露することができない上に、クロップ監督の目指す攻守の切り替えが激しい「ゲーゲン・プレス」に、全くフィットすることができなかった。ベンテケに対してはクリスタル・パレスが2500万ポンド(約35億円)でオファーを提示しているようだ。

 その他にも、チームで一番の古株MFルーカス・レイバ、GKアダム・ボグダン、DFチアゴ・イロリ、MFラザル・マルコビッチ、そして、FWマリオ・バロテッリを放出する方針であるという。問題児バロテッリに関しては、クロップ監督が「彼には意思を伝えた。ここで何人とも争う状況でないのは明らかなのだから、解決策が必要だった」と、すでに戦力外通告を行ったことを打ち明けている。

 プレシーズン中に「何人かのメンバーには何かが起こるだろう。私はそれをほぼ確信している」とのコメントも残しており、近々大ナタが振り落とされる可能性が高い。今季は欧州の舞台での戦いがないだけに、プレミアリーグに集中できる環境が整っている。ドイツの情熱家は、自身の厳選したメンバーで勝負の2年目を迎えようとしている。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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