中国で悲劇的な重傷を負ったセネガル代表FW 「これも人生だ」と謝罪に来た相手DFをかばう

上海ダービーで左足の脛骨と腓骨を骨折したデンバ・バ

 中国で衝撃的な負傷に見舞われた上海申花のセネガル代表FWデンバ・バが、自身のキャリアを終焉に追い込みかねない重傷にもかかわらず、スポーツマンシップに溢れる行動と言動を見せているという。中国メディア「sport.sina」が報じている。

 17日の上海上港とのゲームに先発出場したデンバ・バは、後半18分に悲劇に見舞われた。スルーパスに抜け出そうとしたところで、ボールと関係ないところで相手DFに足を引っかけられた上に、荒れた芝にスパイクが引っ掛かり脛のあたりに全ての力がかかってしまった。宙に浮かんで倒れ込む前の空中にある段階で、膝から下があり得ない方向に曲がっていた。倒れ込んだデンバ・バは、即座に交代となった。

 そのまま病院に搬送されたデンバ・バは、処置が終わった後の第一声でこう尋ねたという。

「僕らはゲームに勝ったのか?」

 上海申花側はリーグに対して、デンバ・バを負傷させた相手DFスン・シャンになんらかのペナルティーを要求しているというが、「これも人生だ。僕を蹴った選手を責めないでくれ」と、相手選手をかばったという。

 

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