監督交代の可能性が浮上するインテル 後任にラツィオ電撃辞任のビエルサらをリストアップか

蘇寧グループ買収後のフロントと、意思疎通ができていないマンチーニ監督

 ロベルト・マンチーニ監督の電撃退団が浮上しているインテルの後任監督に、先日ラツィオの監督をわずか2日で辞任したマルセロ・ビエルサ氏が浮上しているという。イタリア紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」が報じている。

 マンチーニ監督は、インテルの首脳陣に対して自身の将来と移籍市場での動きについての説明を求めているという。インテルは今季のスタート前に中国企業の蘇寧グループに株式の約70%を売却し、クラブ自体が新体制になっている。その首脳部と現場を預かる監督の間で、良好なコミュニケーションが図れていないことが浮き彫りになっている。

 一方で、契約の最終年にあるマンチーニ監督が、年俸の450万ユーロ(約5億円)を諦めて辞任するのは現実的ではないという見方が支配的だ。その場合、クラブがマンチーニ監督を解任するか、ここから大逆転でイングランド代表監督に就任するようなことがなければ、監督の側からクラブを離れることはないとの見通しになっている。

 マンチーニ監督は「誰かが私を望んでいないのであれば、私には出て行く用意がある。私は彼らを知らなければいけないし、彼らは私を知らなければいけない。当然だ」と、対話を望むコメントを残している。その一方で、クラブ首脳部は万が一の事態のために、後任監督候補をリストアップしているという。

 

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