「ヴァーディはレスターの王様だ」 ラニエリ監督が残留の道を選んだエースの決断に感謝

レスター2年目のシーズンを迎える指揮官 「私はここで幸せだ」

 昨シーズン、初のプレミアリーグ優勝を成し遂げたレスターは、シーズン開幕に向けてトレーニングを開始しているが、クラウディオ・ラニエリ監督はイングランド代表FWジェイミー・ヴァーディの残留を「彼はレスターの王様だ」と手放しで喜んでいると英紙「デイリー・ミラー」が伝えている。

 クラブ創設132年目にして初のリーグ制覇から2カ月、ディフェンディングチャンピオンの立場となるレスターはオーストリアの地でキャンプに臨んでいる。欧州選手権(EURO)に出場したメンバーはまだ合流していないものの、「私は幸せだよ」とイタリア人指揮官はレスターでの2年目の指導に心を躍らせている。

 その大きな理由の1つは、エースのヴァーディが新シーズンもクラブ残留を選択したことにあるのは確かだ。日本代表FW岡崎慎司との絶妙な連携で得点を量産し、24ゴールを挙げたストライカーには、アーセン・ベンゲル監督率いるアーセナルが獲得に乗り出した。しかしクラブは週給10万ポンド(約1400万円)と金額面で誠意を見せ、2020年までの契約延長に成功した。これにはラニエリ監督も、一安心といったところのようだ。

「彼はここで多くのことを楽しめる。彼は王様だし、幸せだからだ。チームにとって重要な選手なので、私はヴァーディと彼の家族にありがとうと思っている。彼はファンタスティックな選択をしてくれた。私は彼を信用している。想像してほしい。彼は小さいチームから加入し、頂点に上り詰めた。そして彼はビッグクラブに求められたが、残留してくれた――これは信じられないことだ」

 

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