セルティック旗手の価値「すでに3倍」 欧州マーケットでの“高騰”を英識者指摘

セルティックに所属するDF旗手怜央【写真:Getty Images】
セルティックに所属するDF旗手怜央【写真:Getty Images】

加入後6試合3ゴール2アシスト、旗手の躍動ぶりに英メディア評論家が高評価

スコットランドの名門セルティックに冬の移籍市場で加入したDF旗手怜央は、即戦力としてセンセーショナルな活躍を見せているなか、現役時代にアストン・ビラでプレーして現在は英メディアで評論家を務めるガブリエル・アボンラホール氏が「価値はすでに3倍になっているだろう」とコメントしている。

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 英メディア「フットボール・インサイダー」では、川崎フロンターレから加入した旗手について移籍金は140万ポンド(約2億円)だったとしている。そのうえで、現役時代にイングランド・プレミアリーグで322試合73ゴールの成績を残したアボンラホール氏は、2月2日に宿敵レンジャーズとの“オールドファーム”で2得点1アシストと活躍するなど、すでに6試合3ゴール2アシストの旗手を称賛している。

「セルティックとレンジャーズはお金がない。セルティックは4人の日本人選手を獲得し、そのうち2人は今のところ絶対的な掘り出し物のように見える。緊張した雰囲気のなかで行われたオールドファームの初戦で、旗手があのようなパフォーマンスを見せたのは素晴らしいことだ。彼らはとても安かった。パフォーマンスを考えると、旗手の価値はすでに3倍になっているだろう。セルティックの良いビジネスだ」

 旗手とともに掘り出し物と言えるもう1人の言及はなかったが、昨夏にヴィッセル神戸から加入してブレークした日本代表FW古橋亨梧はすでに明確な地位を確立。冬の移籍市場で横浜F・マリノスから加入の日本代表FW前田大然は期限付き移籍ながら、すでにデビュー戦を含め2ゴールし、来夏の完全移籍が確実視される。また、ガンバ大阪から加入の元日本代表MF井手口陽介は負傷離脱中だが、移籍金が安いことは話題になっていた。

 シーズン前半戦にサプライズを与えた古橋と同様に、旗手の評価も欧州マーケット上ではうなぎのぼりという状況にある。セルティックが4年半の契約を結んでいる旗手のことを可能な限りの移籍金で放出することは視野に入っていると見られるが、そのチャンスを広げつつあると言えそうだ。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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