「一番先に代えるのは南野」 闘莉王がサウジ戦の森保采配を一刀両断「交代のテンプレ化?」

元日本代表DF闘莉王氏と日本代表MF南野拓実【写真:荒川祐史 & 高橋 学】
元日本代表DF闘莉王氏と日本代表MF南野拓実【写真:荒川祐史 & 高橋 学】

大迫、長友を最初に代える中国戦と同じ交代策を疑問視

 森保一監督率いる日本代表は2月1日、ホームで行われたカタール・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選第8節サウジアラビア戦に2-0で勝利した。元日本代表DF田中マルクス闘莉王氏は、先制点を挙げながら低調だったMF南野拓実(リバプール)ではなく、1トップで機能していたFW大迫勇也(ヴィッセル神戸)を真っ先に交代させた森保一監督の“テンプレ采配”に疑問符を付けている。

 闘莉王氏の公式YouTubeチャンネル「闘莉王TV」の最新回は、W杯最終予選に臨んだ日本代表がテーマ。サウジアラビア戦では勝利した日本代表だが、勝利の陰で森保監督の采配には懸念材料があったという。

「交代のテンプレ化? 僕だけじゃない。それを感じているのは。みなさんそれは思っていると思う。周りのコーチたちは本当に意見を出しているのか? 別に反対の意見があってもいい。少しでもレベルアップするためには、違う意見がないと先にはいけないと思う」

 森保監督は後半19分に左サイドで気迫を見せた長友と1トップで機能していた大迫を同時に下げ、DF中山雄太(ズウォレ)とFW前田大然(セルティック)を同時投入する、第7節中国戦(2-0)とまったく同じダブル交代を行ったことに、闘莉王氏は疑問を呈した。

 大迫よりも先に交代すべき選手がいたと、闘将は力説する。

「どう考えても、南野は点を取ったが、南野のほうが全然調子が良くない。一番先に代えるのは南野であるべきだった。南野のプレーだけじゃない。みんなとのレベルが全然違う。全然上がってこない」

 1ゴールを決めながらも、低調なパフォーマンスだった南野をピッチに残し、1トップで奮闘していた大迫を外した采配も疑問視。「森保監督、本当に試合を見ているのか? 意味が分からないです」と一刀両断モードだった。

 フィールド上でのパフォーマンスやコンディションを評価しての交代なのか、スタッフによる進言はないのか――。勝利だからこそ、闘将の魂の提言が光る最新回になっている。

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