マンCグアルディオラ監督が“ハーランド獲り”を指示 「レアルの道を阻む」とスペイン紙報道

ドルトムントFWアーリング・ブラウト・ハーランド【写真:AP】
ドルトムントFWアーリング・ブラウト・ハーランド【写真:AP】

レアルの唯一のアドバンテージは獲得が既定路線と言われるムバッペの存在か

 イングランド1部マンチェスター・シティのジョゼップ・グアルディオラ監督は、今夏の移籍市場でドイツ1部ドルトムントのノルウェー代表FWアーリング・ブラウト・ハーランド獲得をクラブに指示したという。スペイン紙「AS」が、「グアルディオラとマンチェスター・シティがレアル・マドリードの道を阻む」との見出しを打って報じている。

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 今夏の移籍報道が過熱しているハーランド。移籍先として最も盛んに噂されてきたのは“銀河系軍団”化を目論むレアル・マドリードだが、宿敵FCバルセロナやマンチェスター・シティなどの名前も挙がっていた。実際、選手の代理人を務めるミノ・ライオラ氏はドイツメディアのインタビューで、ハーランドが移籍する可能性のあるクラブとしてバイエルン・ミュンヘン、レアル、バルセロナ、マンチェスター・シティの4つだと明かしている。

 そうしたなかで、豊富な資金力を武器にハーランド争奪戦への参加を果たしそうなのが、グアルディオラ監督率いるシティだ。スペイン人指揮官はハーランドを今夏のトップターゲットに定め、レアルなどライバルの行く手を阻もうとしているという。記事によれば、グアルディオラ監督はこのノルウェー代表ストライカー獲得をクラブに指示。昨夏にアルゼンチン代表FWセルヒオ・アグエロ、今冬にスペイン代表FWフェラン・トーレスが退団した9番のポジションに引く手あまたの人気銘柄を加えようと計画しているようだ。

 レアルのフロレンティーノ・ペレス会長がハーランド獲得を希望しているものの、新型コロナウイルス禍での財政難が大きく響いている。ウェールズ代表FWギャレス・ベイルやブラジル代表DFマルセロ、スペイン代表MFイスコらの今季限りで契約満了となる選手の放出で資金を確保しようとしているものの、ハーランド級の選手を加えるためにはそれだけでは足りず、残留を臨むベルギー代表MFエデン・アザールまでも放出候補として検討するなど資金繰りに苦労しているようだ。

 そんなレアルが持つ唯一のアドバンテージは、今季終了後にパリ・サンジェルマン(PSG)からの獲得が濃厚なフランス代表FWキリアン・ムバッペの存在だ。PSGと契約満了を迎えるムバッペはすでに来季のレアル加入が既定路線となっており、ハーランドはライオラ氏に対してもムバッペとの共演希望を明かしている。シティとの争奪戦においても有利な材料となりそうだ。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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