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サンプ会長がバロテッリ獲得に執念! カッサーノと栄光の悪童コンビ再結成へ
12年EURO準優勝以来のコンビか
セリエA・サンプドリアのマッシモ・フェレーロ会長が、リバプールとACミランで2年連続不発に終わった元イタリア代表FWマリオ・バロテッリに救いの手を差し伸べる可能性が浮上した。英地元紙「リバプール・エコー」が報じた。
過去2シーズン、リバプール、ACミランというビッグクラブに在籍しながら1ゴールずつと衝撃的な不発に終わった悪童に、昨夏にも獲得に動いたサンプドリア移籍の可能性が再浮上している。サンプドリアのフェレーロ会長はバロテッリの可能性を諦めていないという。
「バロテッリの最大の敵はバロテッリだ。(アントニオ・)カッサーノの敵がカッサーノ自身であったのと似ている。1960年代だったら彼は偉大な選手になれた。我々のように情熱的なクラブであれば、彼が再びやり直せる可能性はある。彼はまだ少し混乱しているんだ。彼には素晴らしい才能がある。彼にサンプに来るよう話そうとしているところだ」
フェレーロ会長は昨夏もバロテッリの獲得に動いていた。当時のワルテル・ゼンガ監督の反対を押し切り、素行に不安のあった元イタリア代表FWアントニオ・カッサーノの獲得を実現するなど、ピッチ外でも話題を提供してしまう“お騒がせ男”の獲得に偏見はないタイプだ。自身が映画産業で財を成しただけに、破天荒なキャラクターを持つ男の扱いには慣れているということなのだろうか。カッサーノ&バロテッリによる“バッド・ボーイズ”結成に2年越しの意欲を見せている。
リバプールの新シーズン始動日にタクシーの後部座席に隠れながらこそこそと乗り込んだことが発覚するなど、イングランド復帰に消極的なバロテッリ。株価を急落させた男に母国から救いの手が伸びている。2年連続で期待を裏切ったストライカーに訪れるのは「3度目の正直」か。それとも「2度あることは3度ある」なのか。8月で26歳を迎えるバロテッリはどん底から今度こそ這い上がることができるのだろうか。
【了】
フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images