「ペップサッカーを崩壊させた」 アーセナル、シティ凌駕“前半の出来”を英絶賛「鳩の群れに猫」

アーセナルを率いるアルテタ監督【写真:AP】
アーセナルを率いるアルテタ監督【写真:AP】

シティ戦1-2逆転負けもアーセナルの前半パフォーマンスを英メディアが高評価

 イングランド1部アーセナルの日本代表DF冨安健洋が、現地時間1月1日に行われたプレミアリーグ第21節のマンチェスター・シティ戦で公式戦3試合ぶりに復帰してスタメンフル出場。試合は1-2で逆転負けを喫した一方、アーセナルが披露した前半のパフォーマンスに注目が集まっており、英メディアは「ペップのポゼッションサッカーを崩壊させた」「鳩の群れに猫を放り込むかのごとく」と賛辞を送っている。

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 試合は前半31分、DFキーラン・ティアニーの折り返しからFWブカヨ・サカが左足で蹴り込んでアーセナルが先制。しかし後半に入りMFグラニト・ジャカのPK献上を機に試合の潮目が変わり、同12分にMFリヤド・マフレズにそのPKを決められて失点。その2分後にはDFガブリエウ・マガリャンイスが2度目の警告を受けて退場となり数的不利となったアーセナルは、試合終了間際のアディショナルタイム3分にMFロドリに勝ち越しゴールを奪われて1-2で敗れた。

 英メディア「GIVEMESPORT」は「この試合はガナーズにとって悲痛な敗北として歴史に刻まれるだろうが、英雄的なパフォーマンスからミケル・アルテタにとってはポジティブな要素が多くあった」と報じ、とりわけ前半の出来を絶賛。「サカの先制ゴール以上に、アーセナルはペップ・グアルディオラの有名なポゼッションサッカーを崩壊させたことを、情熱をもって屋根から叫ぶことができるだろう」と伝えている。

「特に前半、アーセナルは鳩の群れに猫を放り込むかのごとく、絶え間ないプレスとエネルギッシュな攻撃でシティが試合の足がかりを得ることを許さなかった」

 実際、アーセナルは持続的なプレスをかけ続け、サカの先制ゴールも自陣エリアでのボールカットから生まれている。記事では「ペップ・シティがこれほど激しくロックオンされたのを見たことがない」というユーザーのコメントも紹介。さらに「自分の運は自分で作るものだと言われ、今回のアーセナルは報われなかったが、あのようなサッカーをしていれば長い目で見て成功につながることを確信できる」と結んでいた。

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