中島2発にジャガー浅野弾! 手倉森Jがリオ五輪壮行試合で4-1圧勝 メンバー入りへ最後のアピール

南アフリカを相手に矢島も1ゴールと躍動

 手倉森ジャパンがリオデジャネイロ五輪へ向けた国内壮行試合を快勝で飾った。U-23日本代表はU-23南アフリカ代表と激突し、MF中島翔哉(FC東京)の2ゴールと矢島慎也(岡山)と浅野拓磨(広島)の追加点などで、4-1の勝利を収めた。

 7月1日に五輪本大会のメンバー発表を控えるなかで、選手にとっては18人の狭き門への最後のアピールの場になった。オーバーエイジに内定したDF塩谷司(広島)、DF藤春廣輝(G大阪)、FW興梠慎三(浦和)とポジションが重なる選手たちにとっては、特に重要な意味を持つ一戦になった。

 日本は前半30分にビハインドを背負う。日本の最終ラインに向けて入ってきたシンプルなロングボールに対し、DF亀川諒史(福岡)がハンドの反則。PKを与えてしまい、これを南アフリカMFギフト・モトゥパに決められて先制を許した。

 しかし、ここから攻撃陣が一気に躍動した。同37分、中盤でボールを受けた矢島がMF大島僚太(川崎)に絶妙なスルーパス。GKと1対1になった大島はフリーで走り込んだ中島にパスをつなぎ、中島が無人のゴールに蹴り込んで1-1の同点とした。

 さらに同44分、中島のサイドチェンジを右サイドで受けた矢島が、背後からオーバーラップしたDF室屋成(FC東京)にパス。深く侵入した室屋は矢島にリターンし、矢島が勝ち越し点をゲット。さらに前半アディショナルタイム、敵陣でパスカットに成功した浅野がゴール前に走り込む中島にクロスを上げると、中島が頭で押し込んでゴール。10分足らずで3点を奪い取った日本が3-1のリードで前半を折り返した。

 

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