バロンドール落選のレバンドフスキ、メッシのコメントに本音 「誠実になってほしい」
メッシと競ったことを誇りとしつつ、「無力だと感じた」と言及
フランスのサッカー専門誌「フランス・フットボール」が選出する2021年のバロンドールは、フランス1部パリ・サンジェルマン(PSG)のアルゼンチン代表FWリオネル・メッシが史上最多記録を更新する7度目の受賞を果たした。そのなかで、第2位に終わったドイツ1部バイエルンのポーランド代表FWロベルト・レバンドフスキは、結果に不満のようだ。衛星放送「ユーロ・スポーツ」が報じている。
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メッシは授賞式でレバンドフスキに対し、「昨年の受賞者は君だ。彼ら(フランス・フットボール)が、2020年のバロンドールをあなたに与えることを願っている」と、コメントした。
2020年は新型コロナウイルスの影響により、投票が行われなかったが、レバンドフスキは2019-20シーズンに公式戦47試合で55得点を記録し、ブンデスリーガ、DFBポカール、さらにUEFAチャンピオンズリーグ(CL)の3つの大会で得点王に輝いていた。2020-21シーズンも、レバンドフスキは好調を維持。公式戦40試合で48得点を記録し、ブンデスリーガ得点王にも輝いた。
2年ぶりのバロンドール受賞者が発表された直後、レバンドフスキは、自身のSNSを通じてメッシを祝福するとともに、年間最優秀ストライカー賞の受賞への感謝の言葉を発表した。しかし、授賞式でのメッシの言葉が気に障ったのか、母国ポーランドのメディア「Sportowym」に本音を語っている。
「寂しさを感じた。それは否定できないよ。ハッピーだったとは言えないね。無力だと感じたよ。あれだけ接戦になり、リオネル・メッシと競ることができたのにね。もちろん、彼のプレーや成し遂げてきたことにはリスペクトをしている。彼と競えたということでも、自分がどれだけの高みに到達したかが示されている。でも、現実的には、寂しかった。授賞式後、その週末に試合がなかったのは良かったよ」
レバンドフスキはメッシについても、「空虚な言葉を並べるのではなく、誠実になってほしかった」と口にしている。
驚異的なゴール数を重ねても、あと一歩、バロンドールに届かなかったレバンドフスキ。稀代のストライカーは、今後、自身のキャリアにバロンドール受賞歴を刻めるだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)