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「悲しい事実」 レバンドフスキのバロンドール落選に落胆の声「ブンデスリーガにとって敗北」
今年度も有力候補の1人だったが、メッシに及ばず2位
2021年度のバロンドールはパリ・サンジェルマン(PSG)のアルゼンチン代表FWリオネル・メッシが史上最多記録を更新する7度目の受賞を果たし、「昨年なら受賞は確実」との前評判だったバイエルン・ミュンヘンのポーランド代表FWロベルト・レバンドフスキは惜しくも2位に終わった。
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レバンドフスキは一昨季の2019-20シーズンに公式戦47試合で55得点10アシストをマークする活躍を見せ、ブンデスリーガ、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)、DFBポカールのすべてで優勝&得点王獲得という快挙を成し遂げた。クラブにとって2012-13シーズン以来の三冠達成の立役者だった。
その活躍からバロンドール受賞の最有力候補だったレバンドフスキだが、新型コロナウイルスの影響で同賞は創設以来は初めて中止となった。しかし、レバンドフスキは昨季もブンデスリーガで29試合出場41得点をマークするなどリーグ9連覇に貢献。ゲルト・ミュラー氏が保持していた同リーグ年間最多得点記録(40得点)を49年ぶりに塗り替える快挙を成し遂げていた。
今年度も十分に受賞に値する活躍だったレバンドフスキ。しかし、コパ・アメリカ(南米選手権)を制して代表チーム初タイトルを獲得したメッシには及ばず、2位で初受賞はならなかった。史上最多7度目の受賞を果たしたメッシも授賞スピーチでは「ロベルト、昨年バロンドールがあれば君が受賞にふさわしかった」と語っている。
ブンデスリーガに精通するジャーナリストのステファン・ビエンコウスキ氏は、レバンドフスキが並外れた成績を残したにもかかわらず受賞を逃した事実に落胆しているようだ。自身のツイッターでこうつぶやいている。
「悲しい事実は、29試合で41得点を決めた選手が、ラ・リーガやプレミアリーグでプレーしたらバロンドールにふさわしいかどうかの議論にはならなかったということだ。レバンドフスキは受賞できなかった。これは事実上、ブンデスリーガにとっての大きな敗北だ」
バイエルンのオリバー・カーンCEOが「彼以上に受賞にふさわしい選手はいなかった」とコメントすれば、バイエルン指揮官のユリアン・ナーゲルスマン監督は、「この3年間、彼は信じられないほどにコンスタントに活躍してきた」とエースのタイトル獲得に太鼓判を押していた。
レバンドフスキの受賞を信じて疑わない人も多かっただけに、ブンデスリーガに携わる人にとっては大きな衝撃を与える結果となったようだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)