熾烈なJ2残留争い、順位下げた大宮が運命のホーム最終戦へ 霜田監督「死力を尽くす」

J2最終節は12月5日13時に一斉キックオフ、大宮は群馬と残留争いの直接対決

 今季のJ2残留争いは熾烈だ。コロナ禍でスケジュールが大幅に変更された昨季が降格なしとなったため、今季は、通常2枠の降格圏が4枠(19位以下)に拡大している。ただし、前述のとおり、J3で宮崎が2位以上となれば、J2からの降格数は3となる。

 J2最終節は、12月5日13時に、各地一斉に試合を行う。大宮は、ホームで16位のザスパクサツ群馬と残留争いの直接対戦に臨む。降格の可能性が残っているチームのうち、上位にいる16位の群馬(勝ち点41)、17位のツエーゲン金沢(同40)、18位の大宮(同39)は、19位以上が確定。最終節で19位になった場合でも、1時間遅れて行われるJ3の結果次第で残留する可能性がある。J3の最終節も12月5日に行われるが、J2から1時間遅れて14時開始。勝ち点53で首位の宮崎は試合がなく、3位のロアッソ熊本(同51)が勝利し、なおかつ2位のいわてグルージャ盛岡(同52)が引き分け以上の場合のみ、宮崎が3位に下がり、J2は降格枠が4となり19位も降格となる。

 大宮は、最終節で引き分け以下なら、他の試合の結果次第となるが、ホームでの最終節を勝って締めくくることに集中する。攻守の要となっているMF小野雅史が負傷し、ハーフタイムに交代した部分は懸念点だが、霜田正浩監督は「今日も多くのサポーターが来てくれたが、次は本物のホームで戦える。最後に彼らと喜べるように死力を尽くすだけ。(他の試合は)関係ない。残り1試合。目の前の相手を叩くことに集中したい」と言い切った。最後に生き残るのは、どのチームか。最終節が注目される。

(平野貴也 / Takaya Hirano)



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