UEFAがEURO歴代ベストイレブンを発表! レジェンドに選ばれた今大会に参加する3人の名手とは

史上初の4大会連続弾のC・ロナウド、鉄壁守護神ブッフォン、天才イニエスタ

 欧州サッカー連盟(UEFA)は公式サイトで、1960年創設で今年フランスで15回目を迎えた欧州選手権(EURO)の歴代最高のベストイレブンを選出した。皇帝と呼ばれたドイツの名DFやオランダ最高のストライカーといった過去のレジェンドから、現在開催中の2016年フランス大会で史上初の4大会連続得点を記録したポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウド(レアル・マドリード)まで豪華な顔ぶれが揃った。

 システムは4-3-3。守備陣にはイタリアとドイツからそれぞれ2人ずつが選出された。イタリアからはGKジャンルイジ・ブッフォン(ユベントス)と左サイドバックにACミランのバンディエラ、元DFパオロ・マルディーニが選ばれた。歴代最多159キャップの更新を続けるブッフォンは、現在開催中のフランス大会で4大会連続の出場となり、今回が最後のEUROと明言していた。マルディーニも歴代3位126キャップを持つ。共にEUROでの優勝経験はないものの、ブッフォンは12年大会、マルディーニは00年大会でキャプテンとして準優勝を経験している。

 右サイドバックはドイツ代表DFフィリップ・ラーム(バイエルン・ミュンヘン)が選ばれた。04年、08年、12年と3大会に出場。08年大会は準優勝を果たしたが、決勝のスペイン戦ではFWフェルナンド・トーレス(アトレチコ・マドリード)に目の前で決勝点を奪われて涙をのんだ。センターバックには元西ドイツ代表DFフランツ・ベッケンバウアーが選ばれている。“カイザー(皇帝)”とよばれた名リベロは1972年ベルギー大会では当時の西ドイツ代表で優勝を経験している。

 センターバックのもう一人は08年の優勝を知るスペイン代表DFカルレス・プジョル(元バルセロナ)。抜群のリーダーシップを発揮した闘将は、08年大会のベストイレブンにも選出された。

 ミッドフィールドではイタリアが誇るレジスタMFアンドレア・ピルロ(ニューヨーク・シティFC)、08年、12年大会のスペインの二連覇に貢献したMFアンドレス・イニエスタ、00年にフランス代表として優勝したMFジネディーヌ・ジダン(元レアル・マドリード他)という豪華トライアングルが形成された。

 特に注目を集めるのはイニエスタだろう。前回大会のMVPとして自身3度目となるEURO参戦で、前人未到の大会3連覇に挑む。今大会では決勝トーナメント1回戦で前回大会の決勝と同じイタリアとの対戦が実現。いきなり見せ場がやってきた。

 

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