「スーパーサブはダメ」 闘莉王、森保監督の古橋起用法に異論「今はどう考えても…」
“野人”岡野氏を引き合いに出し、古橋の先発起用を推奨
森保一監督率いる日本代表は、11月16日のカタール・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選第6節オマーン戦で1-0と勝利した。後半、途中出場でMF三笘薫(ロイヤル・ユニオン・サン=ジロワーズ)とともに前半の停滞した空気を変えたのはFW古橋亨梧(セルティック)だったが、元日本代表DF田中マルクス闘莉王氏は森保一監督の“古橋スーパーサブ起用”に異論。スーパーサブ枠で唯一認める存在として、伝説のスピードスターと比較している。
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公式YouTubeチャンネル「闘莉王TV」の最新回は、敵地オマーン戦で貴重な勝ち点3を手にした日本代表。森保一監督の采配に焦点を当てるなか、セルティックで好調を維持する古橋の起用法について持論を展開した。
「古橋のスーパーサブ起用? ダメです。スーパーサブはダメでしょう。スーパーサブ作った人間はサッカー知らない。そんなことを言っていたら岡野さんに怒られるかな」
闘莉王氏が名前を挙げた岡野雅行氏は、現役時代に浦和レッズでチームメート。犬よりも速いという逸話の持ち主のスピードスターは、日本代表でもジョホールバルの歓喜(1997年11月、98年フランスW杯アジア最終予選のアジア第3代表決定戦でイランに延長戦の末に勝利)など途中出場で名シーンの主役となってきた。
今夏のチャリティーマッチでも共演するなど、いまだに親交の厚い闘将は、「岡野さんは違う。岡野さんが入ると盛り上がる。会場がワーっとなる。でも、最初から出ると、え? と(いう雰囲気に)なる。それは周りの(選手の)ほうがうまいから。岡野さんでも分かっている」と持論を展開。岡野氏の適性と途中出場でスタジアムを沸かせる特殊能力から、スーパーサブ起用に賛成している。
「今は違う。今はどう考えても古橋のほうがいい。大迫(勇也)はずっと欠かせない選手と言ってきたが、今の状態なら古橋のほうがいい」
圧倒的なスピードのみならず、多彩なフィニッシュなど引き出しを増やしてきた古橋。ここまで好調ならスーパーサブ起用ではなく、1トップで起用すべしという森保采配への苦言も飛び出す最新回となっている。