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韓国サッカー界で人種差別騒動 元Jリーガーも苦言「まだ人種差別発言をする選手がいるとは…」
練習試合で発生、クラブも謝罪「選手たちに定期的な教育」
韓国サッカー界で人種差別発言を巡って波紋が広がっており、かつてJリーグでプレーした元韓国代表DFが「まだ人種差別発言をする選手がいるとは信じられない」と苦言を呈して話題を呼んでいる。韓国紙「スポーツ朝鮮」が伝えた。
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「まだ人種差別発言をする選手がいるとは信じられない。数日前、浦項スティーラースのベテラン、オ・ボムソクがSNSに意味深長な書き込みを残した」と伝えたのは「スポーツ朝鮮」だ。
問題の試合は11月16日に行われた浦項とTNTフィットトゥギャザーFCの練習試合だという。「浦項の選手とTNTの選手がグラウンド上でマッチアップ。もみ合いの際、激しい言葉が行き交ったという。この過程で人種差別的な単語を使って問題になった。この事実を知ったオ・ボムソクがSNSを通じて切ない心情を訴えた」と説明した。
元韓国代表DFオ・ボムソクは2007年にJリーグの横浜FCでプレーした経験を持つ37歳のベテランプレーヤーで、現在は浦項に在籍している。練習試合での人種差別発言に反応し、SNSで率直な思いを訴えたようだ。
浦項関係者は「試合中に選手同士がぶつかった。人種的によくない言葉が出たと聞いている。試合後、謝罪が行われた。翌日、当事者たちが直接電話で話した。(謝罪を)受け入れて問題視しないことにした」と語っているという。
TNTの関係者も「もみ合いの過程で感情が激しくなったようだ。 当事者に公式に謝罪して終わった」と明らかにしており、TNT側は「クラブは今後、このようなことが再発しないように選手たちに定期的な教育を提供していきます。今回のことで傷つき、不快感を覚えた浦項の選手と浦項のサッカーファンの皆様にもう一度お詫び申し上げます」と公式謝罪している。
記事では「愉快な状況ではない。このような問題に対し、欧州より警戒心が足りないのは事実だ。あってはならないことだ。こうしたことが再発しないようもっと気を使わなければならない」という浦項関係者のコメントも紹介しており、波紋は広がっているようだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)