日本代表FW武藤「謙虚に」「ひたむきに」代表2点目と初勝利を目指す

「代表では一度結果を出しただけ」

 日本代表は6日、新潟市内で国際親善試合のジャマイカ戦(10日・新潟)と、ブラジル戦(14日・シンガポール)に向けた合宿をスタートさせた。台風18号の影響で本田、長友らの合流が遅れ、この日は17選手が練習に参加した。
 アギーレジャパンの初陣となった9月の初選出に続く招集となった、FC東京のFW武藤嘉紀は、リラックスした状態で練習に臨めているという。
「雰囲気良く練習に臨めた、やりやすいですね。慣れているという感じというか、緊張せずに臨めている」
 武藤は、9月のベネズエラ戦で代表初ゴールを決めると、さらに注目を浴びる存在となった。所属するFC東京には連日、取材依頼が舞い込み、あまりの周囲の喧騒に当初は「正直、戸惑っている」と、本音を吐露していた。だが、努めて日々のトレーニングや、目の前の試合に集中し、「謙虚に」、「ひたむきに」と自分に言い聞かせるように言葉にしてきた。
 そして、その後もゴールを重ね、新人では史上4人目となる二桁得点を記録した。現在11得点でJ1得点ランキング5位にもつけている。
 武藤は、そうした姿勢の継続を誓い、「まずは代表としてしっかりと結果を残すことが重要。結果を残すことで、それがクラブでのプレーにもつながると思う」と語った。だからこそ、武藤はこう口にする。
「(代表では)一度、結果を残しただけ。持続して力を出せるということをアピールしないといけない」
 その視界には今、代表2点目と、初勝利しか入っていない。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

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