もはやタックル!? スペイン撃破のクロアチア守護神のPKストップに「違反」との声が噴出

スペイン紙報じる スバシッチがラモスのPKをゴールライン2メートル前で阻止

 欧州選手権(EURO)3連覇を目指すスペインは、グループステージ最終戦でクロアチアに1-2と逆転負けを喫し、グループ2位に転落した。悪夢のきっかけは主将のDFセルヒオ・ラモス(レアル・マドリード)のPK失敗だったが、キック時にクロアチアGKダニエル・スバシッチ(モナコ)がゴールラインから2メートルも前方に大きく飛び出していた違反があった。スペイン紙「AS」が糾弾している。

 序盤に得意のパスワークから先制したスペインだったが、前半終了間際クロアチアに同点に追いつかれると、クロアチアの勢いに押された。そのなかで後半24分にMFアンドレス・イニエスタ(バルセロナ)の浮き球パスに反応したMFダビド・シルバ(マンチェスター・シティ)がPKを奪い、スペインは勝ち越しのチャンスを迎えた。

 ここでキッカーを務めたのが主将のセルヒオ・ラモスだったが、シュートはスバシッチに止められて勝ち越しに失敗。逆に同41分にMFイバン・ペリシッチ(インテル)に決勝点を奪われ、グループ2位に転落した。これで決勝トーナメント1回戦は、前回決勝カードの難敵イタリアとの対戦になってしまった。

 この敗戦に我慢ならなかったのは、現地スペインメディアだ。特にPKのシーンでは、スバシッチのあまりに早すぎる飛び出しについて糾弾している。

「セルヒオ・ラモスがPKをキックする前に、彼はゴールラインから2メートルも前の位置に出ていた。本来なら蹴り直しとなるはずだが、レフェリーはやり直しを命じなかった」

 

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