【日本代表】スタメン考察(2) 山根&旗手の“川崎勢”起用、攻撃的布陣で守備打開へ

スタメンを考察【Football ZONE web】
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前線は大迫、伊東、南野の組み合わせか

 日本代表は、11月16日(日本時間25時キックオフ)に行われる敵地でのカタール・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選の第6節でオマーンと対戦する。現在、グループBの3位(3勝2敗、4得点3失点)と本大会進出へ負けられない状況が続くなか、今予選初戦で敗れているオマーン相手にどう戦うべきか。森保一監督が信頼を寄せるFW大迫勇也(ヴィッセル神戸)を起用したと想定するパターンのスタメンを考察する。

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 9月に行われたW杯アジア最終予選の初戦でオマーンと対戦した際の日本は、4-2-3-1システムだったが、10月の第4節オーストラリア戦(2-1)、11月の第5節ベトナム戦(1-0)は4-3-3を採用。連勝中の流れを汲めば、システムのテコ入れはしないと見るのが妥当だろう。

 ホームで0-1と敗れた前回対戦と違うのは、当時怪我で出場が見送られたMF南野拓実(リバプール)がプレー可能な状態であること。オマーンの執拗なマークに苦しんだが体を張れる大迫、9月の試合で抜け出しから唯一のチャンスを作ったMF伊東純也(ヘンク)の組み合わせが最も有力かもしれない。

 前回対戦ではポゼッションで47.1%対52.9%、シュート数でも9:12と日本は主導権を握れなかった。過去2試合で中盤3枚の一角を担ってきたMF守田英正(サンタ・クララ)が累積警告による出場停止ということもあり、代役が必要となるが、ここで冒険はせずにボランチのMF柴崎岳(レガネス)がそのまま穴埋めに入るか。

 最終ラインはDF吉田麻也(サンプドリア)とDF冨安健洋(アーセナル)が不動なのに対し、両サイドバック(SB)は懸念材料がある。DF酒井宏樹(浦和レッズ)が足の付け根付近の筋肉系の怪我で回復途中、DF長友佑都(FC東京)は前回対戦でオマーンのパスワークに釣り出されてサイドのスペースを使われてしまった。DF室屋成(ハノーファー)、DF中山雄太(ズウォレ)と“2番手候補”はいるが、ベトナム戦で最終予選デビューしたDF山根視来、東京五輪世代のDF旗手怜央(ともに川崎フロンターレ)を入れ、より攻撃的な陣容でオマーンの守備をこじ開けに行くのも一手かもしれない。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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