21歳の新鋭SBが“ラーム後継者”に名乗り! EURO初出場も独メディア採点で単独トップ評価

鮮烈なEUROデビューを果たしたキミッヒ

 ドイツは欧州選手権(EURO)の第3戦で北アイルランドと対戦し、1-0で勝利。3試合連続無失点という堅実な戦いぶりを示したチームに、21歳の若きヒーローが誕生した。右サイドバックで先発出場したバイエルン・ミュンヘンのDFジョシュア・キミッヒが、独地元メディアの採点で単独トップ評価となる1点を獲得。ドイツ代表を引退したDFフィリップ・ラーム(バイエルン)の後継者候補に一躍名乗りを上げたようだ。独テレビ局「SPORT 1」が報じた。

 米データ会社「オプタ」の集計によると、ドイツは121本のパスを成功させた司令塔MFトニ・クロース(レアル・マドリード)を中心とした華麗なパスワークで北アイルランドを圧倒。シュート26本を放つ猛攻を見せてゲームを支配した。相手GKマイケル・マクガバン(ハミルトン)の好守に阻まれて得点は1点に止まったが、実力差は歴然だった。

 この試合で最も大きな称賛を浴びているのは、先発に抜擢されたDFキミッヒだった。代表2キャップ目で、EURO初出場となった新鋭は「SPORT 1」の採点(1が最高、6が最低)でチーム単独トップの1点を獲得。寸評では特に攻撃面での貢献が絶賛されている。

「EUROデビューのキミッヒは、スコアシートに右サイドバックと記載された。だが、ドイツがボールを持っている時、彼は実際には攻撃的な右ウイングだった。独特のランニングを見せ、正確なボールを前線に供給したことで何度も素晴らしいチャンスを作った。フィリップ・ラームも誇らしげに試合を見ていただろう」

 

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