週給130円でバルサ電撃復帰のD・アウベス 1月再デビューでクラブ史上最高齢選手に
試合に出場可能となるのは来年1月の移籍市場が開いてから
シャビ・エルナンデス監督が就任したFCバルセロナは11月12日、ブラジル代表DFダニエウ・アウベスが2015-16シーズン以来となる古巣復帰を発表した。今年9月までブラジルのサンパウロに在籍しており、バルセロナの選手として公式戦に出場可能となるのは来年1月以降になるという。復帰と同時にバルセロナのクラブ記録を更新することになるとスペイン紙「スポルト」が報じた。
【PR】ABEMA de DAZN、明治安田J1リーグの試合を毎節2試合無料生中継!
サンパウロを退団した後、アウベスは「スポルト」のインタビューで「バルサが僕を必要だと思ったら、連絡をくれるだけでいい」と、古巣を助けたい意向を表明していた。クラブOBのシャビ氏が監督として復帰したバルセロナは経済的に苦境に立たされており、英紙「ザ・サン」によれば、アウベスは週給1ユーロ(約130円)プラスボーナスの契約を結んだという。
自身のインスタグラムで、ホームスタジアムのカンプ・ノウのピッチに刻まれたクラブのエンブレムにキスする動画を投稿したアウベスは、「ほぼ5年間、この瞬間のために狂ったように戦い続けた。こんなに時間がかかるとも、これほど困難だとも思っていなかった。それでも、僕は自分の心の底から、魂から、この日が来ることを知っていた」などと、クラブに対する深い愛情の言葉を綴っている。
「スポルト」によれば、1983年5月6日生まれで現在38歳のアウベスがリーガ・エスパニョーラのピッチに立てば、2014年に現役を引退したGKホセ・マヌエル・ピント氏の記録を抜き、リーグにおけるクラブ史上最年長出場記録を更新することになる。
今年の夏には東京五輪を戦うU-24ブラジル代表にオーバーエイジとして加わり、キャプテンを務め、見事に金メダルを獲得。このタイトルで、キャリアでの総獲得タイトル数は「44」になっており、記事によると「史上最多のタイトル保持者」だという。
アルゼンチン代表FWリオネル・メッシがパリ・サンジェルマンに移籍するなど、かつてアウベスが所属していた当時とは別のチームになっているバルサだが、果たしてタイトルに恵まれたキャリアを歩んできた大ベテランは、クラブを復活させ、自身の記録を伸ばしていくことができるだろうか。