「燃える部分はある」 W杯最終予選デビューの山根、“レギュラー”酒井からかけられた言葉とは?

日本代表DF酒井宏樹とDF山根視来【写真:©JFA & 高橋 学】
日本代表DF酒井宏樹とDF山根視来【写真:©JFA & 高橋 学】

怪我の酒井に代わってベトナム戦でフル出場

 日本代表DF山根視来(川崎フロンターレ)は、11月11日に行われたカタール・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選第5節のベトナム戦で最終予選デビューを果たし、フル出場で1-0の勝利に貢献した。試合に臨むにあたっては、右サイドバック(SB)のレギュラーであるDF酒井宏樹(浦和レッズ)から「頼むぞ」と声をかけられていたという。

 2勝2敗で11月シリーズを迎えた森保監督は、10月12日のW杯アジア最終予選第4節オーストラリア戦(2-1)で採用した4-3-3システムをベトナム戦で継続採用。中盤にMF遠藤航(シュツットガルト)、MF田中碧(デュッセルドルフ)、MF守田英正(サンタ・クララ)とボランチ3枚を置き、怪我の状態が懸念されるDF酒井宏樹(浦和レッズ)に代わり、右SBには山根を起用した。

 5バック気味のベトナムに対し、日本は前半17分、FW大迫勇也(ヴィッセル神戸)が敵陣で相手を背負いながら落とし、MF南野拓実(リバプール)が左サイドを持ち上がって左足で折り返し。これをフルスプリントで駆け込んできた伊東が蹴り込み、素早い展開から日本が鮮やかに先制した。

 その後は一進一退の攻防が続くなか、日本は前半40分、立て続けのセットプレーを守ると一気にカウンターを仕掛け、スピードのあるドリブルで突破した伊東が貴重な追加点を右足でゲットしたかに見えた。しかし、オフサイドポジションの田中がシュート地点とGKを結ぶライン上にいたことがビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)の進言と映像確認で認められてノーゴールとなった。

 日本は試合を通し、ポゼッション率66.9%対33.1%シュート数13対6と主導権を握りながら、ベトナムのカウンターでヒヤリとするシーンもあるなど、“快勝”というわけではなかった。そのなかでも、山根は攻撃参加やプレスバックでも存在感を示し、DF吉田麻也(サンプドリア)から「(山根を)カバーしないといけない状況はほとんどなく、むしろカバーしてもらったくらい」「ピンチも救ってくれた」と高評価の声が上がった。

 一夜明けた12日、オンライン会見に参加した山根は「外から見るのと中にいるのは違うし、経験できたのは大きいけど、僕は1試合で経験値が違う。この1試合でどうこうなるとは思わないけど、自分が経験したものを消化してレベルアップにつなげないといけない」とコメント。また、試合にあたっては、怪我の回復状況でベトナム戦には出られなかった酒井からも声かけがあったという。

「『頼むぞ』という声はかけてもらった。みんなで戦っているので、そういう言葉に対して燃える部分はある」

 森保一監督によれば、酒井は16日のオマーン戦に向けて調整を続けていくというが、指揮官の脳裏には山根の印象も強く残ったはずだ。


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(Football ZONE web編集部)


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