ジェラード新監督にいきなり厳しい試練 アストン・ビラの”過酷な5連戦”に英紙注目

アストン・ビラの新監督に就任した元イングランド代表MFスティーブン・ジェラード氏【写真:AP】
アストン・ビラの新監督に就任した元イングランド代表MFスティーブン・ジェラード氏【写真:AP】

ブライトン、クリスタル・パレス、マンC、レスター、リバプールとハードな相手続き

 元イングランド代表MFスティーブン・ジェラード氏は現地時間11月11日、イングランド1部アストン・ビラの新監督に就任した。2015年以来となるプレミアリーグ復帰を果たすが、英紙「ザ・サン」は「スティーブン・ジェラードはアストン・ビラでの最初の5試合に厳しい試練が待っている」と伝えている。

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 ジェラード監督は成績不振によって解任されたディーン・スミス氏の後任として、国際Aマッチウィーク中に就任が決まった。初陣に向けては1週間あまりの時間があるが、迎える初戦の相手は今季好調の7位ブライトン(ホーム/現地時間20日)だ。さらにその翌週には10位のクリスタル・パレス(アウェー/27日)とトップハーフとの対戦が続く。

 さらにその先では、より厳しい3連戦が待っている。12月1日に2位マンチェスター・シティ、5日に12位レスター・シティとのホームゲームを戦い、11日には敵地アンフィールドで4位リバプールと対戦する。ジェラード監督にとって思い入れ深い古巣との対戦が就任わずか1か月で訪れることになる。ジョゼップ・グアルディオラ、ブレンダン・ロジャーズ、ユルゲン・クロップとリーグ屈指の指揮官との対戦という意味でも注目だが、結果が求められる就任直後にハードな相手が連続している。

 ジェラード監督は現役引退後にリバプールでのコーチを経て、2018年にスコットランド1部レンジャーズで監督としてのキャリアをスタートさせた。就任3年目の昨季、財政難によって2012年には4部まで降格するなど暗黒の時代を過ごしたレンジャーズに10年ぶりのリーグタイトルをもたらした。

 昨季は32勝6分での無敗優勝を成し遂げるなどスコットランドで抜群の手腕を発揮してきたジェラード監督。レンジャーズでは通算193試合を戦い、125勝41分27敗の成績を残した。プレミアでいきなり待ち受ける試練を乗り越え、5連敗中のクラブを立て直すことができるのだろうか。
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(FOOTBALL ZONE編集部)



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