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「私の仕事の醜い部分の1つ」 レアル監督、起用できなかったアザールら3選手に謝罪
試合終盤にアザールを出場させなかった決断の背景も説明
レアル・マドリードは現地時間3日に行われたUEFAチャンピオンズリーグ(CL)グループD第4節でシャフタール・ドネツク(ウクライナ)に2-1で勝利した。カルロ・アンチェロッティ監督は試合後、ベルギー代表MFエデン・アザール、スペイン代表FWマルコ・アセンシオ、ブラジル代表DFマルセロに謝罪していたことを明かした。スペイン紙「マルカ」が報じている。
レアルはシャフタール戦の前半14分、カウンターからフランス代表FWカリム・ベンゼマが先制点を記録。前半のうちに追いつかれたが、後半には再びベンゼマがゴールを決め、2-1で競り勝った。ホームのサンティアゴ・ベルナベウに集まったサポーターは、試合内容に満足できずにブーイングを浴びせている。
アンチェロッティ監督はファンの反応について、「このクラブの環境から、口笛を吹かれることは理解できる。このスタジアムでは多くのことを求められる。前半、後半ともに良いスタートを切ったが、そこから落ちてしまい、アグレッシブではなかった。それは起こりえることであり、ファンが口笛で私たちを起こしてくれることは良いことだ」と理解を示した。
試合前には、これまで出場機会がなかったアザールらにも出場のチャンスがあることを示唆していたが、実際には2人しか選手交代を行わず、3選手には出番がなかった。アンチェロッティ監督は、自身が抱えるスター選手を全員使えないことに言及した。
「彼らが怒るのは、普通の反応だ。この状況では普通の反応だと思っている。40分間、アップをした選手が出場機会を得られなければ、どういう心境になるかは理解している。私は選手たちに『申し訳ない』と伝えた。マルセロは、何度もチャンピオンズリーグを優勝しているような選手だ。だが、これは私の仕事の醜い部分の1つだよ」
さらに、アザールについては「アザールはプレーする準備ができている。それは今日かもしれないし、土曜日かもしれない。最高のコンディションになるためには、プレー時間が必要なことも分かっている。彼の投入も考えたが、終盤は強度があまりに高くなっていると感じた。アザールはベンチに置いておいた方がいいと判断した」と、起用しなかった理由を説明した。
出場機会を得られなかった選手たちは、次に与えられたチャンスで自分たちの力を示すしかない。それができれば、チームは良い方向に進みそうだが、次の試合では口笛を吹いたファンを納得させるパフォーマンスを見せられるだろうか。