マンU上層部が監督処遇の会議開催 後任の最右翼に名将コンテ浮上と英紙報道

イタリア人指揮官アントニオ・コンテ氏【写真:AP】
イタリア人指揮官アントニオ・コンテ氏【写真:AP】

リバプールに0-5で大敗し、スールシャール監督の立場はさらに悪化

 マンチェスター・ユナイテッドは、現地時間24日のプレミアリーグ第9節リバプール戦で0-5と大敗。クラブ上層部ではオレ・グンナー・スールシャール監督に関する“サミット”が開かれ、英紙「ガーディアン」は後任の第1候補がイタリア人指揮官アントニオ・コンテ氏だと報じている。

 スールシャール監督は、リバプール戦前の時点ですでに去就問題が浮上するほど成績の面で苦しんでいたが、この大敗は大きな影響を与えたようだ。現地時間25日の午後以降、ユナイテッドでは上層部でスールシャール監督の処遇についての話し合いがもたれたとされる。

 しかしながら、すでに解任の場合に備えた動きはスタートしており、その第1候補がコンテ氏だという。昨季インテルを率いて11年ぶりのセリエA優勝に導いたが、インテル自体の財政難もあり1シーズンで退任。過去にはユベントスやイタリア代表のほか、プレミアリーグではチェルシーの監督を務めた実績がある。

 また、コンテ氏の母国イタリアのサッカー専門メディア「カルチョメルカート・コム」では、「コンテは、シーズン中の交代を好まないが、今回だけは例外。コンテはユナイテッドに心を開き、現在スールシャールが座っているベンチに座る可能性がある。彼は、自分のサッカーの考え方をチームの選手たちにうまく適応させることができると信じており、不本意な結果で落ち込んでいるグループに正しいショックを与えることができると確信している」とレポートした。

 そのうえで、監督交代については「まだハッキリしない。スールシャールはユナイテッドの元主力選手であり、彼のゴールの一つは歴史的な(UEFA)チャンピオンズリーグをもたらした。また、長い契約(2024年まで)を結んでいる。そのため、特に時期についてはまだ不透明な部分がある。今かもしれないし、次のインターナショナル・マッチウィークかもしれない。しかし、ユナイテッドは動き出し、コンテを呼んだ。彼はそれに応え、今はイングランドからの連絡を待っている」としている。

 果たして、ユナイテッドは監督交代に踏み切るのか。そして、その時期がいつになるのか、コンテ氏がイングランド復帰となるのか。多くのポイントが注目される状況になっている。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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